00年は福島競馬場(芝1700M)で行われたため,01年から過去9回のレースで傾向を見てみたい。連対馬は4-8,1-9,8-4,1-10,2-1,14-8,1-3,1-5,2-1番人気の組み合わせで決着。1番人気は6連対と好調で,連を外した年も3着は確保し,ワイド率100%と人気に応えている。しかし,8〜14番人気からも6頭が連対している。
馬連配当は3けた配当〜1000円台4回,3000〜5000円台3回,万馬券2回。3けた決着が3回ある一方で,万馬券も2回出ている難解な一戦となっている。
連対馬のクラス別(着順)は重賞組12頭(6,2,6,3,8,13,13,16,5,8,9,2着),オープン特別組6頭(1,1,11,5,2,14着)。連対馬18頭中で前走も連対していたのは5頭だけ。半数以上,10頭は前走で掲示板を外した馬の巻き返しだった。
路線別は安田記念組と七夕賞組から2頭ずつ連対しているが,強調できるステップではない。
年齢別は4〜8歳上馬が,4,8,2,4,0連対。5歳馬が8連対で世代をリードしている。
◎…昨秋にレッツゴーキリシマは逃げて1600万下とオープン特別を連勝。前走の福島記念はオーバーペースで馬群に沈んだが,自分の型に持ち込めばスピードの絶対値は群を抜いている。休養明けとなるが同型馬不在。スタートを決めて一気に逃げ切る。
○…前走のタマモナイスプレイは仕上がり途上と思われたが,2番手追走から直線鮮やかに抜け切った。前の止まらない今の新潟で,先行できる脚質は魅力だ。
▲…前走の湘南Sをスピリタスは,G1安田記念と同タイムの1分31秒7で快勝した。前走で激走した疲れが出なければ圧勝してもおかしくない。
△1…セイクリッドバレーは初勝利を新潟で挙げ,信濃川特別(1000万下)1着,2走前の新潟大賞典で2着。得意のコースなら2カ月ぶりでも侮れない。
△2…前走のエプソムCでキャプテンベガはハナ+ハナ差の3着。中団で脚をためて直線鋭く伸びた。2走前の都大路Sでは32秒9の上がりをマーク。7歳馬でも決め手比べならヒケは取らない。
△3…マイネルクラリティはマイル戦で5戦3勝。舞台が阪神から替わるが,左回りにも実績があり,流れひとつで上位争いに浮上する。