上がりの脚には定評があり,マーチS(G3)でも3着に追い込んだ。その後の2走は案外な成績だが,敗因はそれぞれ距離と出遅れ。左回りコースでの実績は十分なので,展開次第で巻き返しがあっていい。

左回りコースで(4・1・1・1)の舞台巧者。春は脚質転換を図って結果が出なかったが,普段通りに先行した前走(1000万下)では,早め先頭からしぶとく伸びて後続を完封。ハンデ52キロなら,コース適性を生かして台頭の場面も。

過去5回,連対馬は(6)(3),(5)(8),(5)(1),(10)(6),(4)(7)番人気で決まった(06〜08年は別定戦)。1〜3番人気は1,0,1連対と精彩を欠き,代わりに6番人気以下から5頭が連対している。

馬連配当は2890円,4760円,860円,3万6810円,8630円。また,3連単配当が8万5070円,9万1790円,2万4350円,75万9990円,62万960円。別定戦,ハンデ戦にかかわらず荒れる傾向を見せている。

連対馬10頭はすべてダートからの臨戦で,クラス別(着順)は,重賞組3頭(3,10,15着),オープン特別組6頭(9,7,6,1,6,10着),1000万下組1頭(1着)。オープン組は前走成績に関係なく巻き返している。

年齢別は3〜8歳以上馬が3,1,4,1,1,0連対。連対率は75,14,25,6,9,0％。今年は連対率75％を誇る3歳馬の参戦がなく,混戦模様となっている。

関東馬26頭と関西馬38頭で争い0対10。関西馬が関東馬を圧倒している。


前走のクリーンは馬体14キロ増。やや太め残りに見えたが,勝負どころから追い上げて1馬身半差の4着まで迫った。勝ち味に遅いが,夏に調子を上げるタイプでダート1800メートルはベストの距離。新潟コースでも2着の実績があり,前走より2キロ減のハンデも恵まれた。

馬単は(14)←→(7),(14)←→(8),(14)←→(4),(14)←→(5),(14)←→(11)。

3連単は(14)←→(7)から(8)(4)(5)(11)と,(14)←→(8)から(7)(4)(5)(11)への3着流し。