芝1600Mで行われた07〜09年のレースを参考に傾向を見てみたい。なお,過去3回はいずれもハンデ戦だったが,今年は定量戦に条件が変わる。
1〜3着に7-3-2,6-1-3,2-1-8番人気の順でゴール。1〜3番人気がそろって馬券対象から外れたことはなく,伏兵馬の出番は少ない。
馬連配当は8980円,3100円,640円で,3連複が1万3890円,6020円,3400円。3連単はそれぞれ14万1950円,4万510円,1万3160円だった。07年に1番人気が着外に消えて高配当が出たが,2回はほぼ平穏に収まっている。
連対馬6頭のステップは
▽07年=湘南S(1600万下・6着),米子S(オープン・12着)
▽08年=金鯱賞(G2・8着),阿武隈S(1600万下・4着)
▽09年=むらさき賞(1600万下・9着),五頭連峰特別(1000万下・1着)
まだレース回数が少なく,同じ路線から連に絡んだ馬はいない。
年齢別は3〜7歳以上馬が2,11,17,11,9頭出走して,1,2,3,0,0連対。5歳馬が3連対でトップに立っている。
関東馬35頭と関西馬15頭で争い4対2で,連対率は11%と13%。連対数で関東馬,率で関西馬がリードしている。
性別は牡馬が38頭出走して5連対(連対率13%),牝馬は12頭で1連対(同8%)。牝馬はやや苦戦している。
◎…バブルウイズアランは1600万下に昇級後,13,10,3,3着。4戦してようやく準オープンのペースに慣れた。ベストの距離は1200〜1400Mだろうが,平たんコースならマイル戦でもスピードは互角。
○…オープンからの降級した前走でタイガーストーンはクビ差の2着。トップハンデ57キロを課せられたが,改めて力上位をアピールした。直線の長い新潟は歓迎で,逆転Vも十分にある。
▲…キングストリートは今年1月,東京の準オープンのマイル戦で2着を3馬身ちぎった。その後凡走しているが,重賞級の末脚を備えている。前走は直線で窮屈になったが,今回は降級2戦目。コース変わりも問題ない。
△1…レインフォーレストは前走のむらさき賞を1分46秒5の好時計で快勝。ラスト4ハロンがすべて11秒台だった。準オープンを勝って再び同条件は有利だが,2キロ増+距離短縮がカギになる。
△2…アロマンシェスは3ヶ月ぶりとなるが,昨年夏に新潟芝の1000万下で連続2着した実績がある。良馬場で末脚勝負に持ち込めれば,上位争いに浮上する。
△3…前走のストークSでカレイジャスミンは4着。好位追走からしぶとい粘りを見せた。もともとフローラS(オークストライアル)とオープン特別で2着の実力馬。復調すれば侮れない。