04年に創設され今年7年目を迎える。過去6回の連対馬は2-10,1-14,7-5,9-4,3-4,7-11人気で決着。1〜3番人気はそれぞれ1連対と不振で,代わりに7番人気以下から6頭の伏兵馬が連対している。
馬連配当は1万170円,1万7770円,7320円,9130円,3330円,1万3060円。6回中3回が万馬券で,馬単も一昨年の6880円以外はすべて1万5000円以上となっている。
また,5回行なわれた3連単も28,19,14,2,79(各万円)の高配当。とにかく荒れている。
連対馬の距離は1400M1頭,1600M1頭,1800M7頭,2000M2頭,2400M1頭。当レースと同じ1800M戦から臨戦した馬が好成績を残している。
ステップは中山牝馬S組が5連対,次いで阪神牝馬S組2連対の順。
年齢別は4〜7歳上馬が7,4,0,1連対で,連対率はそれぞれ16,11,0,17%。4歳馬が世代をリードしている。
東西対決は関東馬54頭と関西馬42頭で争い,7対5。連対数で関東馬が関西馬を上回っているが,率では13%と12%とほぼ互角となっている。
◎…昨年の桜花賞,オークスでジェルミナルはブエナビスタ,レッドディザイアに続いて3着。その後勝ち切れずにいるが,能力はG1級だ。前走・中山牝馬Sは4カ月ぶりで案外だったが,今回は休養明け2戦目。人気薄のたたき良化型が突き抜けても不思議はない。
○……ウェディングフジコは前走・中山牝馬S(2着)で,ここに出走しているメンバーで最先着。好位に付けて直線鋭く伸びて0秒1差まで迫った。福島に勝ち星はないが,3,5,4,4着。牝馬限定の重賞なら勝ち負けになる。
▲…3走前の府中牝馬Sで,ムードインディゴは後続を2馬身ちぎって圧勝した。その後2戦で凡走したが,前走は鼻出血で,2走前は流れが不向きと敗因ははっきりしている。力を出し切れば差はない。
△1…レジネッタは08年の桜花賞馬。ここ2戦は後方で折り合い,直線勝負にかけている。前走の中山牝馬Sも後方2番手からメンバー最速の上がりで0秒2差の5着。G1馬の底力を警戒したい。
△2…ブラボーデイジーは中山牝馬Sで6着。掲示板を外したが,着差はわずか0秒3差だった。昨年の覇者で,1800Mも(2・2・1・6)の成績。時計のかかる馬場になれば,勝機も高まる。
△3…コロンバスサークルは重賞初挑戦の前走・中山牝馬Sで0秒2差の4着。速い流れに対応して,直線鋭く伸びてきた。前走から1キロ増の斤量は喜べないが,展開ひとつで上位争いに加われる。