過去10年,連対馬は1-7,1-4,7-1,7-1,5-6,5-10,3-2,2-6,2-1,11-1番人気で決着した。馬連配当は3けた〜2000円台6回,3000〜4000円台2回,万馬券2回。2けた人気馬が連に絡んだ05年と09年に2万2270円,1万1240円と荒れたが,8回は5000円以下。上位人気馬の活躍で,大半は平穏に収まっている。
連対馬のクラス別は重賞組15頭,オープン特別組1頭,条件組4頭。条件組の4頭中3頭は1着からの臨戦馬だった。
路線別はマーメイドS組5連対,エプソムC組3連対,ヴィクトリアマイル組とオークス組が2連対。マーメイドSが最多連対を果たしているが,ヴィクトリアマイルが新設されたここ4年はこのレースに出走した馬が6連対。春の女王決定戦を経験した古馬には警戒が必要だ。
年齢別は3〜7歳以上馬が4,8,7,1,0連対。連対率は各15,20,15,7,0%。4歳馬と5歳馬が好調で,合わせて連対馬の75%を占めているが,3歳馬も軽視できない。
◎…ブラボーデイジーは2走前のヴィクトリアマイルで8着。道中落鉄のアクシデントがありながらブエナビスタと0秒2差だった。前走のマーメイドSはスタートでつまずき凡走したが,スムーズな競馬ができれば首位争いは確実だ。
○…ヒカルアマランサスは今年1月の京都牝馬Sで,道中最後方から直線強襲して重賞初制覇。2走前のヴィクトリアマイルでもブエナビスタとクビ差の2着だった。33秒台の末脚が決まれば怖い存在だ。
▲…アプリコットフィズは昨秋に2着を4馬身ちぎってデビュー勝ち。3戦目のクイーンCで重賞初制覇を果たして,桜花賞,オークスで5,6着に好走した。古馬と初対戦となるが,能力さえ出し切れば好勝負になる。
△1…プロヴィナージュはこの春にマイル路線を歩んだが,実績からは持久力を生かせる中距離以上がいいようだ。1800Mだと1ハロン短い気もするが,決めて勝負なら上位争いに浮上できるか。
△2…昨秋の府中牝馬Sでムードインディゴは,3コーナー最後方から直線一気に先行勢を差し切った。その後勝ち星から遠ざかっているが,G1級の末脚を備えている。
△3…ピエナビーナスは昨年の覇者。最近の函館2戦は6,7着に敗れたが,いずれも脚を余す競馬で着差は0秒5差だった。洋芝は【5104】と得意。巻き返しがあってもおかしくない。