「サマー2000シリーズ」の第3戦。過去10年,上位1??3番人気は4,5,2連対とぱっとしない成績だが,伏兵馬の連対も6??8番人気の2,2,1頭と少ない。
馬連配当は3けた??1000円台6回,3000??4000円台2回,7000??9000円台2回。ハンデ戦でも万馬券は出ていない。しかし,ここ3年の3連単を見ると,101万4630円,22万3190円,6万5740円。3着に9,10,11番人気が入線して,大型万馬券が飛び出す大荒れとなっている。
連対馬のクラス別は重賞組12頭,オープン特別組2頭,準オープン組1頭,1000万下組(900万下含む)5頭。オープン組なら前走の着順に関係なく巻き返しているが,条件組は1着が連対条件となっている。
トップハンデ馬(9頭)の成績は2,5,5,1,1,1,6,11,1着で,連対率は56%。ハンデ頭は2回に1回連に絡んでいる。
年齢別は3??8歳上馬が0,5,8,5,2,0連対。連対率は0,24,19,14,10,0%。連対数で5歳馬がトップに立っているが,率で4歳馬が逆転している。
◎…ダイシンプランはたたき2戦目の前走・博多Sで2着を2馬身半ちぎった。トップハンデ57キロをものともせず,余裕での勝利だった。夏は格より勢い。前走から2キロ減の斤量なら,初重賞Vのチャンスだ。
○…2月の小倉大賞典でマストビートゥルーは0秒3差の5着と健闘し,続く,オープン特別の大阪城Sを快勝した。前走は坂のある東京で伸び切れなかったが,平たんコースは走る。
▲…ホッコーパドゥシャは前走・七夕賞で0秒1差の3着。いつもより後方に置かれ,流れも向かなかったが,3着に追い込んだ。3走前の福島2000Mをレコード勝ち。同距離で平たん小回りなら好勝負になる。
△1…テイエムアンコールは1000万下,準オープンを連勝。ネックだった詰めの甘さを解消して,末脚に鋭さが増した。小倉は4戦して1勝,2着2回,3着1回。重賞初挑戦でも首位争いになる。
△2…コスモプラチナは6カ月の休養明けのマーメイドSを鮮やかに逃げ切った。展開に恵まれた面もあったが,6歳にして初重賞制覇を飾った。この時期に調子を上げる“夏女”の一発を警戒したい。
△3…ダンシングロウは昨年このレースで56キロを背負いドリームジャーニーの2着。力を出し切れなかった前走のエプソムCを度外視して狙う手はある。