2月に小倉競馬場で行われた過去9回,1??3番人気は3,4,3連対とほめられた成績ではなく,代わりに6番人気以下から7頭が連対している。
馬連配当は1000??2000円台5回,5000円台1回,9000円台2回,万馬券1回。3けた配当で収まったことはなく,ハンデ戦らしい波乱含みの様相を見せている。
連対馬のクラス別は,重賞組9頭,オープン特別組5頭,1600万下組4頭。1600万下組なら前走1,2着が連対条件となるが,ほかの2組は着順に関係なく連に絡んでいる。
路線別は中山金杯組と京都金杯組が3連対で並び,ニューイヤーS組が2連対で続いている。
年齢別は4??8歳上馬が30,30,39,25,18頭出走して,4,5,6,1,2連対。連対率は13,17,15,4,11%。4??6歳世代が,連対数,率でほぼ互角の争いを見せている。なお,06年に7歳のメジロマイヤー,07年と08年に9,10歳でアサカディフィートが1着。ここ3年は高齢馬が活躍しているが,そろそろ4??6歳世代の巻き返しがありそうだ。
◎…前走の京都金杯でバトルバニヤンは控える競馬にかけたが末脚不発で5着。流れが向かなかったこともあるが,やはり,ある程度先行する競馬の方が力を引き出せそうだ。小倉は芝1800??2000Mで3勝,2着1回。背負い慣れた56キロのハンデなら重賞初勝利のチャンスだ。
○…2連勝で臨んだヤマニンキングリーは前走の中山金杯でクビ差の2着。小差で勝ちを逃したが,スローペースの中団やや後ろから鋭い決め手を発揮した。初コース,前走1キロ増の57キロでも引き続き首位争いになる。
▲…レッツゴーキリシマは前走の阪神カップでマイペースの逃げに持ち込めたが,雨で馬場がゆるく本来の粘りが見られず10着。1400M→1800Mに距離が伸びるが,開幕週の平たん小回りなら簡単にはバテないはずだ。
△1…フィールドベアーは芝の1800??2000Mでは重賞でも活躍している力量馬。前走のオープン特別では力が一枚上だった。トップハンデ57.5キロは見込まれたが,函館記念2着,札幌記念3着の実績から上位争いできるスピードは秘めている。
△2…前走の中山金杯でダイシングロウは16着。道中でかかり,直線で伸びを欠いたのは4カ月ぶりの影響が出たようだ。芝の1800Mは3戦全勝。久々をたたき2戦目,実績のある小倉が舞台なら軽視はできない。
△3…ノットアローンはファイナルSで0秒7差の12着。1800??2000Mで全3勝を挙げている中距離巧者だけに,前走のマイル戦は1ハロン短かったか。福島のラジオNIKKEI賞(芝1800M)でクビ差の2着。平たん,適距離で反撃があってもおかしくない。