2戦目の未勝利を圧勝すると,続く京都2歳S(OP)では,2番手からの横綱相撲で2連勝。デビュー戦で,のちに朝日フューチュリティ(G1)を制したローズキングダムの2着に入った能力は,素直に評価してよさそうだ。半兄に安田記念(G1)を制したアサクサデンエンをもつ血統背景も優秀。前走の余裕のある勝ちっぷりからも,伸びしろは相当に大きそうなことから,重賞級の器と判断する。

萩S(OP)を好時計で快勝。好位を楽に取れるスピードがあり,勝負どころでの立ち回りのうまさも若駒離れしている。気性面に不安はないことから,1ハロンの距離延長にも対応できそう。今回は短期放牧明けだが,帰厩後の動きを見る限り,力を出せる状態に仕上がった。時計勝負になれば,逆転の単まで。

2戦目の未勝利戦を人気に応えて順当勝ち。デビュー戦(2着)では,早めに抜け出したところを惜しくも差されたが,前走では馬群でシッカリと脚をためて,手応え通りに末脚を爆発させた。デビュー前から調教では古馬に先着するなど,非凡な走りをを見せていた好素材。勝ち味を知った今なら,重賞でも面白い存在だ。

毎年,G1朝日杯フューチュリティSに負けない豪華メンバーで争われる。昨年はロジユニヴァースが優勝し,2着にリーチザクラウンが逃げ粘り,後のダービーでもそのまま1,2着。来春のクラシック戦線を占う意味でも見逃せない一戦となっている。

過去10年,連対馬は(2)(5),(2)(3),(6)(4),(2)(7),(4)(2),(2)(1),(2)(1),(1)(3),(4)(1),(2)(1)番人気で決着した。上位人気馬が期待に応え,伏兵馬は6,7番人気の各1頭と少ない。

馬連配当は
3けた…………4回
1000円台…3回
2000円台…1回
5000円台…1回
万馬券…………1回

01年に6,4番人気の組み合わせで1万3150円と荒れたものの,10回中8回は3000円以下。無理な穴狙いは避けたい。

連対馬20頭はすべて芝からの参戦で,距離は1600メートル7頭,1800メートル6頭,2000メートル7頭。マイルから2000メートルまでほぼ互角の成績を残している。

クラス別は重賞組7頭,オープン特別4頭,500万下組5頭,新馬組4頭。そこでの成績は1着14頭,2着4頭と7,13着の各1頭。前走1,2着に好走した馬がその勢いでそのまま連を確保している。なお,前走で連を外した2頭は,いずれもG1の朝日杯フューチュリティSからの臨戦馬だった。

路線別は4連対の京都2歳S組がトップで,3連対で東京スポーツ杯2歳S組,2連対で朝日杯フューチュリティS組と札幌2歳S組が追っている。


コスモファントムは芝に変わって2,1着。特に前走萩Sはレコードに0秒1差に迫る快勝だった。自在性を身に着けてから展開に左右される心配がなく,距離2000メートルも守備範囲。豊富なキャリアを生かして重賞を奪取する。

馬単は(13)←→(3),(13)←→(15),(13)←→(5),(13)←→(1),(13)←→(4)。

3連単は(13)←→(3)から(15)(5)(1)(4)と,(13)←→(15)から(3)(5)(1)(4)への3着流し。