実績: | ★★★★★★★ |
距離・コース: | ★★★★★★★ |
順調度: | ★★★★★★★ |
時計:良・1.34.9 | |
昨年の阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)を制した2歳女王で、同世代の牝馬では一枚も二枚も抜けた存在。前走のチューリップ賞(G3)はペースを握ったサクラミモザがまんまと逃げ切ったかに思われたが、直線半ばでエンジンがかかると、並ぶ間もなく抜き去ってしまった。その後も馬体は好調をキープしており、追い切りではラスト1F11秒6の好時計をマーク。引き続き阪神の1600Mで行われることも歓迎とあって、ここは不動の中心とみるべきだろう。
実績: | ★★★★★★★ |
距離・コース: | ★★★★★★★ |
順調度: | ★★★★★★★ |
時計:良・1.35.3 | |
阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)でブエナビスタに完敗したとはいえ、G1で2着の実績はここでは上位評価すべきもの。ここまで(2・3・0・0)と一度も連対を外したことがなく、前哨戦のクイーンC(G3)では初の先行策でクビ差2着を確保した。その後は栗東で調整されており、こちらもラスト1F11秒9の軽快な動きを披露。ブエナビスタに死角らしきものは見当たらないが、積極的な競馬で封じ込みを狙いたい。
実績: | ★★★★★★★ |
距離・コース: | ★★★★★★★ |
順調度: | ★★★★★★★ |
時計:良・1.36.0 | |
デビュー戦に続き、前走のエルフィンS(OP)も勝って2連勝。ともに着差こそ僅かだったが、とても届かないような位置から一気に差し切ってしまった。ここまで2戦2勝と底を見せておらず、ブエナビスタとは今回が初対戦。キャリアという面で信頼しづらいことは確かだが、未知なる魅力にあふれた一頭だ。
素質開花,ツーデイズノーチス
過去10年、連対馬は4-2、6-7、1-4、13-7、2-13、1-7、2-1、6-1、3-1、12-15番人気で決まった。1-3番人気は5、3、1連対とほめられた成績ではなく、代わりに6番人気以下から9頭の伏兵馬が連対している。
馬連配当は3けた-1000円台5回、3000円台1回、8000円台1回、9000円台1回、万馬券2回。2けた人気が優勝した02年と昨年に3万4440円と19万6630円の万馬券が出ている。中でも12、15、5番人気と入線した昨年は、馬単33万4440円、3連複77万8350円、3連単700万2920円の大波乱となった。
連対馬20頭はすべて芝から出走し、距離は1400M4頭、1600M13頭、1800M3頭。ダートや1200Mから参戦した馬はマイナス材料となる。
路線別はチューリップ賞組が9連対と圧倒的な強さで、4連対のフィリーズレビュー組(旧4歳牝馬特別を含む)や3連対のフラワーC組をリードしている。
キャリアは地方から中央入りした11戦馬のアローキャリー(02年)を除くと、連対馬19頭は3-8戦の範囲。キャリアの浅い馬や逆に使いすぎた馬は狙いを下げたい。
1勝馬が優勝したことはなく、2着2回。通算で2勝以上を挙げていることが、連対への条件としたい。
関東馬は60頭が出走して4連対(連対率7%)。関西馬が117頭で16連対(同14%)。関東馬は厳しい戦いを強いられているが、ここ3年の馬券対象になった3着以内を見てみると、5対4。関東馬が関西馬を上回っている。
◎…ツーデイズノーチスは前走、トライアルのアネモネSで2着を2馬身ちぎって鮮やかに差し切った。デビュー前からクラシックを意識していた素質馬が、ワンチャンスで本番への権利をもぎ取った。1番人気が確実なブエナビスタは、馬群に包まれるのを嫌い4コーナーで大外に出すはず。そこで距離ロスが生じれば、2番枠から経済コースを回って抜け出すツーデイズにも「桜の女王」へのチャンスはある。
○…ブエナビスタは未勝利、阪神ジュベナイルF、チューリップ賞と3連勝。同世代の牝馬同士では抜けた存在だ。しかし、(1)もまれた競馬の経験がない(2)多頭数戦で馬群をさばけず、という気になる材料もある。断然の1番人気で馬券的な妙味が薄いことでもあり、今回は対抗に回した。
▲…ダノンベルベールは5戦して、2勝、2着3回。どんな状況下に置かれてもまだ連を外していない。早めに栗東入りして体調は万全。マイル経験も豊富だ。絶好の1番枠だけに積極策で好位差しが狙える。
△1…初芝のチューリップ賞でサクラミモザは逃げて2着に粘った。ゴール手前200Mでは一瞬、ブエナビスタの差しが届かないかというシーンも見られた。結果は0秒2差交わされたが、3着以下を引き離した。展開次第では押し切れるスピードを秘めている。
△2…ワンカラットは阪神ジュベナイルFでは掛かって凡走したが、前走のフィリーズレビューを快勝。3カ月の休養明けをものともせず堂々と桜の舞台へ駒を進めてきた。本番と同じレースを経験できたことは大きな強みで、たたいた上積みも見込める。
△3…ジェルミナルは未勝利→500万下を牡馬相手に連勝。続く阪神ジュベナイルFでは外を回される厳しい展開で6着に敗退したが、世代トップ級のスピードを備えていること証明した。3勝はすべて好位からの差し切り。混戦になれば一気に浮上する。