過去10年,連対馬は1??3,1??8,1??9,1??5,7??4,1??3,1??6,3??5,2??1,5??9番人気の組み合わせで決着した。1番人気は6勝2着1回と信頼に足りる成績だが,2,3番人気が1,3連対と不振。代わりに6番人気以下から5頭が連対している。
昨年,上位3番人気が初めて連からそろって消えて,馬連配当で2万1660円と荒れたが,9回は4000円以内。基本的には平穏に収まる傾向を見せている。
連対馬の前走は重賞組11頭,オープン特別組4頭,500万下組4頭,新馬組1頭。連対馬20頭中15頭はそこで3着以内に好走して馬券対象となっている。なお,該当しない5頭は4,5,9,9,11着で,全馬重賞からの臨戦馬だった。
路線別は朝日杯FS組ときさらぎ賞組が各4連対,シンザン記念組3連対,クロッカスS組2連対。重賞組が幅を利かせているが,今年は最多連対の朝日杯FSときさらぎ賞からの出走がなく,シンザン記念組も1頭だけ。どの路線からの参戦馬にもチャンスがある。
連対馬のキャリアは,05年にキャリア1戦のビッグプラネットが優勝し,07年に2戦でトーセンキャプテンが勝っているが,18頭は3戦以上。キャリアの浅い馬は苦戦が予想される。
◎…スーニはデビューからダートで4戦4勝。そのすべてが楽勝で,2着馬に合計17馬身差をつけて無敵の快進撃を続けている。芝は未知数でも,能力の絶対値は互角以上。勝って春のG1戦線に名乗りをあげる可能性は十分ある。
○…前走のシンザン記念でミッキーパンプキンは0秒4差の4着。道中行きたがり,直線でもフラつく若さを見せながら大きく崩れなかった。新馬,オープン特別を連勝した底力を見直す手だ。
▲…前走のツクバホクトオーは馬体20キロ増で5着。4カ月ぶりをたたいてグンと良化した。マイルは新潟2歳Sでセイウンワンダー(後の朝日杯FS1着)と1馬身半差の2着。距離延長も大きなプラスになる。
△1…ダブルウェッジは2走前のシンザン記念でクビ差の2着。道中の位置取りの差で敗れたが,勝ちに等しい内容だった。前走6着は4コーナーで他馬と接触,道悪も向かなかった。良馬場なら反撃できる。
△2…アドバンスヘイローの前走勝ち時計は,開催ナンバーワンで古馬オープンを0秒3上回った。初の長距離輸送で2カ月間隔は空いたが,スピード決戦になれば勝ち負けに持ち込める。
△3…キングスレガリアは前走,4コーナー13番手から直線だけで2着を2馬身半差突き放した。馬場が味方したとしても強い勝ちっぷりだった。メンバーは強くなるが,馬場の回復が遅れるようなら軽視はできない。