過去10年,1??3番人気は2,2,3連対と精彩を欠き,代わりに6番人気以下から2けた人気1頭を含む9頭の伏兵馬が連対している。馬連配当は3けた??3000円台4回,4000円台2回,7000円台1回,万馬券3回。上位人気が不振で大荒れのG3戦となっている。
連対馬の前走は重賞組9頭,オープン特別組7頭,1600万下組4頭。路線別はベテルギウスS組4連対,東京大賞典組3連対,ジャパンCダート組と浦和記念組各2連対。地方交流重賞からの参戦馬が健闘している。
年齢別は4??8歳上馬が37,39,49,19,13頭出走して,5,7,4,2,2連対。7,8歳馬が計4連対の活躍を見せているが,この5年に限ると昨年のクワイエットデイの1頭だけとなっている。
◎…サンライズバッカスは2走前の武蔵野Sで2着,前走のジャパンCダートでも後方から鋭く伸びて4着。2年近く勝ち星から遠ざかっているが,常に上位争いしている実力派。京都のダート1800Mも2戦して,2,3着の実績がある。今回も当然V争いだ。
○…エスポワールシチーはダートに路線変更して4戦4勝。前走も後続の追撃を許さない強い競馬だった。2カ月ぶりで初重賞挑戦でもV5が視野に入る。
▲…ワンダースピードはひと息入ったジャパンCダートで9着と敗れたが,前走の名古屋GPでは2着を2馬身半ちぎった。前を射程圏に入れてレースを進めれば,好勝負になる。
△1…昨秋に芝からダートに戻ってダークメッセージは3,2,2,1着と着外なし。4戦の上がりもメンバー中1??2番と速い。展開に関係なく,しまい伸びてくる末脚は魅力だ。
△2…マコトスパルビエロは一昨年の関越SでレコードV。その後は精彩を欠いていたが,前走で久々の勝利を挙げた。右回りが得意で,この距離で2勝。流れに乗れば昨年3着のリベンジを果たせる。
△3…マイネルアワグラスは昨年10月にシリウスSを勝って以降,オープン特別で1,3,2着と成績が安定した。前走も中団で脚をためて,長くいい脚を使ってハナ差だった。鞍上もルメールなら不安はない。