1600メートルで行われた過去9回,連対馬は3??1,1??8,1??3,3??4,9??1,1??7,6??12,7??8,3??1番人気の組み合わせで決着した。1番人気は6連対,3番人気が4連対と上位人気が半数以上の11頭を占める一方で,6番人気以下からも7頭が連に絡んでいる。
馬連配当は
3けた…………3回
1000円台…1回
2000円台…1回
4000円台…2回
7000円台…1回
万 馬 券……1回
3けたから万馬券まで配当が幅広く,傾向はつかみづらい。
連対馬の前走は重賞組14頭,オープン特別組1頭,1600万下組2頭,1000万下組1頭。重賞組はそこで1??14着だったが,オープン特別組以下の4頭は全馬1着。前哨戦で勝っていることが連対条件になる。
路線別は鳴尾記念組5連対,マイルCS組3連対の順。しかし,前々走を見ると7頭がマイルCSに出走,これを直行組の3頭に加えると計10連対で,鳴尾記念組の5連対を大きく上回る。マイルの頂点レースでもまれた馬からは目が離せない。
出走間隔は連闘3頭,中1??3週9頭,1??2カ月6頭。連闘での出走に問題はないが,休養馬の連対は見られない。
年齢別は4??8歳上馬が7,5,4,1,1連対。成長期にある明け4歳馬の活躍が目立っている。なお,優勝馬は4歳馬4頭,5歳3頭,6歳2頭。勝ち馬が6歳以下に限られることを含めると,7歳以上の高齢馬は狙いづらい。
トップハンデ馬は13頭が出走して,2勝,3着1回。ハンデ頭は苦戦中で,目下02年の1着を最後に6年間は馬券対象となっていない。
牡馬は120頭が出走して16連対(14%)。牝馬は23頭で2連対(9%)と苦戦している。
◎……アドマイヤスバルは初芝のマイルCSで一線級のマイラー相手に2馬身半差。ダッシュがつかず後方からとなったが,マルカシェンクとは頭差の7着と適性の高さを証明した。ダートなら好位で立ち回れるスピード馬。慣れの見込める今回は初重賞制覇のチャンスだ。
○……アドマイヤオーラは昨年このレース2着で,重賞3勝の実力馬。6カ月ぶりとなるが,同じ休養明けで臨んだ一昨年の鳴尾記念がハナ+クビ差の3着だった。鉄砲駆けに不安はなく,トップハンデでも2番手の評価とした。
▲……マルンシェンクはマイルCSで4コーナー17番手から鋭く追い込んで6着。上位1,2着馬と互角の上がりで,叩き2戦目の変わり身を見せた。昨夏の関屋記念を32秒3の決め手で差し切り勝ち。瞬発力勝負になりやすい京都外回りコースはぴったり。
△1……阪神Cのファリダットはマルカフェニックスを捕らえきれず2着と敗れたが,タイム差はわずかに0秒1。ベストは1200??1400メートルだろうが,マイルでも1勝を挙げている。末脚勝負に持ち込めれば上位争いに浮上する。
△2……ショウナンアルバは休養明けを2度使われて今回は万全の仕上がり。2戦はいずれも強敵相手のマイルG3,G1で,タイム差は0秒3と0秒6だった。前走から1キロ減の55キロなら軽視できない。
△3……タマモサポートは前走のキャピタルSで後続を2馬身半突き放す圧勝。折り合いに苦労するタイプでアテにできないが,久々の関屋記念でマルカシェンクと2馬身半差。脚をためるレースができれば上位争いに食い込める。