04年と05??08年(ハンデ戦)に行われた過去5回のレースを参考に傾向を見てみたい(07年は同条件の船橋市市制施行70周年記念を参照)。
連対馬は5??2,9??4,3??7,4??10,2??4番人気の組み合わせで決まった。1番人気は不振で,ここまでの最高成績は3着(2回)。代わりに,伏兵馬が毎年のように連に食い込んでいる。
馬連配当は1000??3000円台3回,8000円台1回,9000円台1回。4回がハンデ戦というこで,波乱含みの決着が続いている。
連対馬の前走は芝9頭とダート1頭で,距離別が1200M9頭(ダート含む)と1600M1頭。このレースと同じ1200Mを使われた馬が好成績を残している。
クラス別はオープン組2頭,1600万下組5頭,1000万下組3頭。1000万下組なら前走1着が連対への条件となるが,準オープン組以上は着順に関係なく巻き返している。
ステップはトリトンS組がここ2年で3連対の優秀で,性別は牡馬が42頭出走して7連対(連対率17%),牝馬は29頭で3連対(同10%)。連対数,率で牡馬が牝馬を上回っている。
年齢別は4??8歳上が4,4,1,1,0連対。4連対の4歳馬と5歳馬がトップ争いをしている。
関東馬VS関西馬は41頭と30頭で争い,7対3。ホームで戦える関東馬が,関西馬をリードしている。
◎…前走のシャウトラインは好位3番手から追走しながら直線で失速して7着。10キロ増の馬体,昇級初戦と条件が厳しかったことの影響もあるが,最大の敗因はあまり良績のない左回りだろう。今回は全4勝を挙げている右回りで,ベストの6ハロン戦。年明けを連勝したスピードを見直す手だ。
○…エーシンエフダンズはダッシュがつかず後方から。いつもは好位で立ち回る先行馬が後手に回ったが,直線盛り返して3着まで追い上げた。今回はクラス3戦目。五分のスタートが切れれば逆転もある。
▲…2走前の昇級戦でダイワシークレットは1馬身差の2着。54キロのハンデも利いたが,現級に早々とメドを立てた。道悪馬場で力を出し切れなかった前走は度外視して狙える。
△1…ファルカタリアは前走の韓国馬事会杯で4着。デビュー以来約2年ぶりの芝レースで,レース最速の上がりで勝ち馬と0秒6差の4着と健闘した。一度使われて流れに乗ればVチャンスもある。
△2…シルクプラチナムは連闘で臨んだ前走で逃げて0秒3差の3着。久々の芝レースだったが,好発進から流れに乗ってキッチリと結果を出した。53キロから57キロが気になるが,適度に時計のかかる馬場は得意だ。
△3…前走のホエールシャークは直線大外から追い込んだが0秒9差の10着。たたき2戦目の走りごろだったが,内が伸びる馬場ではあれが精一杯か。引き続き状態は好調。展開に恵まれれば上位争いに食い込める。