過去10年の連対馬は2??1,9??6,1??3,3??2,2??7,1??3,1??5,6??1,1??6,1??8番人気の組み合わせで決着した。1番人気は7連対と上々の成績で,連対を外した3頭は3,8,3着。02年に8着と大敗したブリガドーン以外は,すべて3着以内でその信頼度は高い。
馬連配当は3けた??2000円台8回,7000円台1回,万馬券1回。00年に1,2番人気が連からそろって消えて1万9700円と荒れたが,大半は平穏に収まる傾向を見せている。
連対馬の前走は重賞組3頭,オープン特別組3頭,500万下組11頭,未勝利組3頭。連対馬の7割は500万下以下組で占められているが,その14頭中11頭は前走1着馬で,残り3頭は4着馬。前走で掲示板を確保していることが連対への条件としたい。なお,オープン組は1??12着で,前走2けた着順からでも巻き返し可能となっている。
ステップはきんせんか賞組が3連対でトップ。目下3年連続で連対中と絶好調だが,今年この組からの出走馬はなし。別路線組ではクイーンCとホープフルS組が2連対で続いているが,あまり強調できる材料にはならない。
勝利数別では1勝馬が108頭で7連対(連対率7%),2勝馬が39頭で12連対(同31%),3歳以上馬が6頭で1連対(同17%)。3勝以上馬の成績不振が気になるが,その大半が地方馬と中央転きゅう馬。純粋の中央馬1頭はキッチリと連対している。
◎…マジックシアターは昨秋,赤松賞でダノンベルベール(阪神JF2着)の2着に敗れたが,ディアジーナにクビ差先着している。ここ2戦は直線の不利やダートで敗退しているが,力を出し切れば能力は互角。重賞制覇のチャンスはある。
○…相手はディアジーナ。500万下,クイーンCを連勝して目下絶好調で,唯一の3勝馬。好スタートから2番手に付け,直線抜け出す競馬は中山の1800Mにぴったりだ。
▲…ロイヤルネックレスは前走,発馬でダッシュがつかず,直線でも他馬と接触。さらに道悪も応えたようで,手応えほど伸び切れなかった。並ばれてしぶとい点が魅力で,良馬場なら勝ち負けに持ち込める。
△1…前走のダイワバーガンディは4コーナーで早め先頭に並びかけ,一気に前をかわす勢いを見せたが3着。直線で内にヨレたのが痛かった。良血馬が復調すれば上位争いが期待できる。
△2…アイアムマリリンはキャリア2戦目のクイーンCで11着。新馬圧勝の勢いで挑んだがG3の壁に跳ね返された。デビュー戦の勝ちタイムは平凡だったが,上がり34秒4の決め手は軽視できない。
△3…ダートの新馬戦でショウサンウルルは2着以下を4馬身ちぎった。キャリア2戦目,初芝,初重賞と条件は厳しいが,流れに乗れば好勝負になる。