過去10年,連対馬は2??1,1??4,1??2,4??2,2??4,2??3,1??3,1??6,1??6,2??1番人気の組み合わせで決まった。1,2番人気が連からそろって消えたことは一度もなく,しかも連対馬18頭までが1??4番人気に限られている。
馬連配当(01年は枠連)は3けた4回,1000??3000円台6回。上位人気馬の活躍で波乱は起こっていない。
しかし,近年4回は3着に2,5,2,7番人気が入線し,3連単配当は810円,6万6970円,6650円,2万3340円。4回中2回が万馬券で決着している。穴を狙うなら3連単ということになる。
前走成績は1着16頭,2着1頭,4着2頭,7着1頭。連対馬の85%は前走でも連に絡んでいる好調馬。路線別は4連対で京成杯組がトップ。3連対で朝日杯FS,きさらぎ賞,ラジオたんぱ杯3歳S(現ラジオNIKKEI杯2歳S)組が並んでいる。
一昨年に1勝馬のココナッツパンチが2着と健闘しているが,1勝馬は過去10年で40頭が出走して1連対。連対率3%ではとても狙えず,2勝以上馬を馬券対象としたい。
◎…アーリーロブストは初勝利までに3戦を要したが,続くエリカ賞で2着を3馬身ちぎって楽々と逃げ切り。前走・京成杯は初の重賞挑戦となったが,道中2番手から早めに抜け出す競馬で後続の追撃を封じた。2000Mは2戦2勝で,前走と同じ舞台で戦えるのは大きな強み。4連勝で皐月賞へ王手をかけるチャンスだ。
○…ロジユニヴァースは休養をはさんで無傷の3連勝。前走はリーチザクラウンをマークしながら直線で4馬身ちぎった。調整過程で2カ月半ぶり。目標は皐月賞なので,付け入るスキもあるか。
▲…2歳王者のセイウンワンダーがここから始動する。2カ月半ぶりだがG1制覇の時とそん色ない調教の動きを見せている。距離経験は1600Mまでだが,血統,脚質から問題なさそうで,上記2頭をまとめて差し切る能力を秘めている。
△1…ケイアイライジンは中山の芝1800Mで2勝。道中で若さを見せるシーンがありながら直前は鋭く伸びている。2戦目のいちょうSで,後の共同通信杯の優勝馬・ブレイクランアウトに先着。500万下を勝ち上がったばかりでも伸びしろが期待できる。
△2…2走前の京成杯でハイローラーは0秒2差の5着。不利のあった前走は参考外だが,重賞でも互角に戦える力量を備えている。スピード決着では苦しいが,適度に時計のかかる馬場になれば上位争いに浮上する。