過去5年,連対馬は4??3,4??1,2??15,3??4,1??2番人気の組み合わせで決着した(04??07年はハンデ戦)。馬連配当は2280円,1090円,3万8980円,2540円,930円。06年に最低人気のオーゴンサンデーが2着に飛び込んで大荒れとなったが,4回は3000以下で平穏に収まっている。
連対馬の前走は,重賞組2頭,オープン特別組7頭,1600万下組1頭。10頭は全て芝から出走し,距離は1600M7頭,1800M2頭,2000M1頭。1600Mをステップに臨んだ馬が好走している。路線別はマイルのファイナルS組が4連対と好相性を見せている。
年齢別は4??8歳上馬が10,8,15,23,19頭出走して,各2,2,4,2,0連対。8歳以上の高齢馬は苦戦中。牡馬は64頭出走して8連対(連対率13%),牝馬が11頭で2連対(同18%)。牡馬は連対数でリードしているが,率で牝馬に逆転されている。
関東馬VS関西馬は43頭と32頭で争い6対4。関東馬が関西馬を一歩リードしている。
◎…前走のカレイジャスミンは直線で前が壁になり,追い出しが遅れてクビ差の2着。ゴール前の脚色は突き抜ける勢いだった。マイルは全2勝を挙げているベストの距離。主役は譲れない。
○…昨秋にホッカイカンティは休養明けで紅葉Sを快勝。勝ち時計1分32秒7はその前の週の富士S(G3)と同タイムだった。前走のファイナルSは2着に敗れたが,能力は間違いなく重賞級。
▲…フサイチアソートは新馬,東京スポーツ杯2歳S(G3)を連勝した。その後低迷していたが,前走の中日新聞杯で2着と復調の兆しを見せた。復活すれば上記2頭をまとめて差し切れる素質馬だ。
△1…道悪,時計を要する馬場が得意のショウワモダンにとって,荒れ出した今の中山はぴったり。スピード決着で,流れも先行馬に有利に働いた前走・鳴尾記念(G2)16着は度外視していい。
△2…強敵相手の阪神C(G2)でマヤノツルギは0秒3差の5着。好位の2番手に付けてゴール前までしぶとく粘っていた。G2→オープン特別なら警戒が必要だ。
△3…イクスキューズはここ3戦で,5,8,10着と敗れたが,着差は0秒6,0秒5,0秒7。着順ほど大きく負けたわけではない。展開に注文がつくが,末脚勝負に徹すれば一発が決まる。