新馬勝ちはダート1000Mだったが,2戦目の小倉2歳S(G3)でクビ差2着に好走し,高い芝適性をアピール。続くききょうS(OP)では,後続に2馬身差を付け,見事1番人気に応えてみせた。引き続き1400Mで行われる今回,斤量が1キロ軽くなることもあり,アッサリ通過してしまっても不思議はないだろう。

新馬戦からラベンダー賞(OP)を連勝。前走の函館2歳S(G3)は2着に敗れたが,大外枠の不利があって勝ち馬からアタマ差なら,負けて強しの内容だったと言えるだろう。今回は相手強化で斤量増と楽ではないものの,1ハロンの延長がプラスになる可能性は高いため,相手には加えておくべき一頭だ。

こちらは未勝利戦からサフラン賞(500万下)を連勝。重賞実績こそ無いものの,大外を回ってレコード勝ちを決めた前走は高く評価できる。今回は牡馬の強豪が相手となってくるが,引き続き東京1400Mで行われることは歓迎なため,一発を警戒しておく必要がありそうだ。

過去10年,連対馬は(11)(3),(2)(1),(2)(1),(2)(3),(1)(5),(9)(3),(4)(1),(3)(6),(1)(12),(14)(1)番人気の組み合わせで決まった(02年は中山競馬,芝1200メートル)。1番人気は6連対とまずまずの成績を残しており,上位1〜3番人気が連からそろって消えた年はない。しかし,6番人気以下からも2けた人気馬3頭を含む5頭が連対している。

馬連配当は
3けた配当……3回
1000円台…2回
5000円台…1回
6000円台…1回
万馬券…………3回

半数の5回は2000円以下で堅く収まる一方で,万馬券も3回出ている。堅いか荒れるか,両極端の傾向を見せている。

連対馬のクラス別は重賞組5頭,オープン特別組7頭,500万下組4頭,新馬・未勝利組4頭。前走成績は1〜3着馬の10,4,3頭と,5〜7着馬の各1頭。前走大敗馬の巻き返しは見られない。

キャリアは20頭中18頭が2〜4戦。わずか1戦でいきなりG2戦ではいかにも荷が重く,逆に5戦以上の馬には好走を望めないということになる。


キョウエイアシュラは新馬,ラベンダー賞を連勝し,函館2歳Sでも頭差の2着。デビュー3戦の上がり3ハロンはすべてメンバー最速で,連対率も100％。前走は道中の不利と外々を回る距離ロスで勝ち切れなかったが,末脚の生かせる東京なら今回も首位争いになる。

馬単は(10)←→(3),(10)←→(6),(10)←→(2),(10)←→(1),(10)←→(11)。

3連単は(10)←→(3)から(6)(2)(1)(11)と,(10)←→(6)から(3)(2)(1)(11)への3着流し。