4月25日から始まった“春の東京開催”も残すところあと2日。次週20日からは,福島,阪神,札幌の3競馬場で夏競馬がスタート。来年のクラッシクをにらんだ2歳馬たちが一斉にデビューする。
さて,土曜メーンはフルゲート16頭がダート2100Mで争うオープン特別・ブリリアントS。過去5年の連対馬は3??1,10??2,4??2,2??1,3??1番人気の組み合わせで決着した。
馬連配当は1420円,1万3350円,1640円,700円,590円。また,4回の3連単配当は34万7720円,8600円,5410円,4230円。05年に10番人気のテンジンムサシが優勝して高配当を演出したが,その年を除くとハンデ戦でも堅く収まっている。
連対馬10頭の前走はダート8頭,芝2頭で,クラス別は重賞組9頭,1600万下組1頭。そこでの成績は重賞組が3??13着で,1600万下組は1着。重賞組は前走着順に関係なく巻き返している。
ステップは東海S組が06年と07年で連を独占し,昨年も2着。ここ3年で5連対と圧倒的な強さを見せている。なお,連対した5頭は(6,3)(10,3)6着からの臨戦。特に前走の成績を気にする必要はなさそう。
年齢別は3??8歳上馬が1,11,16,22,7,8頭出走して,0,4,2,3,1,0連対。8歳以上の高齢馬は苦戦している。
関東馬は27頭で6連対(22%),関西馬が38頭で4連対(11%)。関東馬が,関西馬を一歩リードしている。
連対各馬のハンデは(55,55),(53,54),(57,56),(55,56.5),(55,57)キロ。55キロ以上の比較的重い斤量を背負った馬が活躍している。
◎…マコトスパルビエロは東海Sで0秒5差の4着。道中で他馬と接触しかかった分,直線の末脚が甘くなった。切れる脚はないがジワジワと伸びてバテないパワータイプ。力勝負の東京コースは合うはずで,前走据え置きのハンデ57キロも好材料だ。
○…ボランタスは向こう正面で不利のあった東海Sで0秒3差の3着と惜敗。直線,外から次走につながる強い伸びを見せていた。中京から広い東京へのコース変わりは大歓迎。展開ひとつで差し切れる。
▲…クリーンは東海Sで出遅れて6着。前走はマコトスパルビエロ(4着)とボランタス(3着)に離されたが,今回はハンデ戦で前走の57キロから2キロ減。仕掛けどころがポイントとなるが,首位争いに浮上してもおかしくない。
△1…マチカネニホンバレは休養をはさんで3連勝中。前走で1600万下を勝ち上がったばかりだが,ダートは5戦して4勝,3着1回と底を見せていない。昇級戦でも勢いを買う手は十分にある。
△2…ロールオブザダイスはここ2戦で12,11着と2けた着順に敗れているが,その前2戦の交流重賞で2,3着と好走している。鞍上も大井競馬のエース・戸崎圭太騎手なら軽視はできない。
△3…ヤマニンリュバンは前走・東海Sで12着。3カ月半ぶりの実戦で凡走したが,休養前に同距離の金蹄S(準OP)で2着を0秒3差突き放している。たたき2戦目。適距離での大駆けを警戒したい。