前々走のくすのき賞(500万下)で5馬身差の圧勝を収めると,前走の端午S(OP)も勝って2連勝。ダートでは(3・1・1・1)と崩れたことがなく,前走にしても着差以上に強い内容だった。久々を使われたことによってさらに状態は上向き,追い切りでも抜群の動きを披露。初のマイル戦にも不安はないとあって,ここは重賞制覇の大きなチャンスとなりそうだ。

ダート替わりの初戦を5馬身差で圧勝すると,次走の昇級戦でもアタマ差の2着を確保。前走のヒヤシンスS(OP)ではランフォルセ,ラヴェリータといった強敵が揃っていたが,外からキッチリと差し切って2勝目を挙げた。今回は久々での出走となるが,シルクメビウスには前々走で先着していることもあり,逆転の可能性まで考えておくべきだろう。

デビュー2戦目の若葉S(OP)では大敗を喫したものの,ダートに戻った前走は後続に3馬身半差を付けて快勝。重賞の今回はさすがに相手も強くなってくるが,引き続き2戦2勝の東京1600Mで行われることは歓迎なため,決して軽くは扱えない一頭だ。

東京のダート1600メートルで行われた過去8回,連対馬は(3)(1),(7)(1),(1)(5),(5)(2),(1)(4),(4)(7),(1)(2),(1)(3)番人気の組み合わせで決まった。1番人気は6連対と上々の成績で,連を外したのは3カ月の休養明けだったカフェオリンポス(04年)と初ダートのアエローザ(06年)。ダート路線を順調に使われてきた馬が1番人気なら信頼度は高い。

馬連配当は
3けた…………2回
1000円台…4回
3000円台…1回
5000円台…1回

最高配当は06年に4,7番人気で決まった5920円。比較的平穏に収まる傾向を見せている。

ステップは4連対の昇竜Sがトップ。3連対でNHKマイルC,端午S,兵庫CS(地方交流戦)組が続いている。

前走成績は,1着10頭,2着2頭,4着2頭,7,8着各1頭。連対16頭中12頭は前走でも連対していた。なお,連を外した4頭はNHKマイルC組3頭とファルコンS組1頭。全馬芝の重賞からの参戦で,ダートに変わって巻き返すケースには注意したい。

性別は牡馬121頭と牝馬6頭で争い,16対0。牝馬の出走が極端に少ないこともあり,ここまでは連に絡んでいない。

関東馬は66頭出走して5連対(連対率8％),関西馬が57頭で10連対(同18％),地方馬は4頭で1連対(同25％)。今年は地方馬の参戦がなく,関東馬と関西馬で争われる。


グロリアスノアは東京のダート1600メートルで2戦2勝。前走はスタートがひと息だったが,直線で前があくと一気に後続を3馬身半突き放した。相手は強化するが,あの勝ちっぷりなら大駆けが期待できる。

馬単は(9)←→(12),(9)←→(5),(9)←→(1),(9)←→(16),(9)←→(4)。

3連単は(9)←→(12)から(5)(1)(16)(4)と,(9)←→(5)から(12)(1)(16)(4)への3着流し。