過去10年,連対馬は10??13,4??6,1??3,1??7,3??5,4??1,1??5,2??1,1??5,6??5番人気の組み合わせで決まった。1??3番人気は6,1,2連対と不振。ただ,勝ち馬は99年と昨年を除くと,4番人気以内から出ている。
馬連配当は3けた3回,1000??4000円台5回,9000円台1回,万馬券1回。99年に人気薄同士のワンツーで11万馬券が飛び出したが,8回は5000円以下で収まっている。
連対の前走は重賞組13頭,オープン特別組2頭,500万下組5頭。路線別は京成杯組が4連対,朝日杯FS組とラジオNIKKEI杯2歳S組(ラジオたんぱ杯3歳S含む)3連対,シンザン記念組2連対。重賞組が上位を占めているが,新馬,未勝利からの臨戦でなければ十分に通用する。
連対馬のキャリアは,20頭中18頭までが3??8戦の範囲で,キャリア1,2戦の馬や使い込まれてきた馬は苦戦している。なお,優勝馬に限ると,10頭中9頭がキャリア3??4戦馬だった。
◎…マッハヴェロシティはラジオNIKKEI杯2歳Sで4着。1コーナーで他馬と接触し,直線でも外に持ち出すロスがありながらレース最速の上がりで追い込んだ。1勝馬でも能力は相当に高く,良馬場なら突き抜ける末脚を秘めている。
○…前走のブレイクランアウトは勝負どころから仕掛けて抜け出しを図るも,アタマ+半馬身差の3着。結果的にスパートが早かった。東京の1800Mは東京スポーツ杯2歳S(クビ差2着)で経験済み。逆転候補の筆頭に挙げる。
▲…トーセンジョーダンは前走のホープフルSを2分0秒4で快勝。勝ちタイムはその前の週の幕張特別(古馬1000万下)より1秒2速い。東京コースは初めてだが,目下3連勝と波に乗っており,父はダービー馬のジャングルポケット。勝ってクラシック路線に名を連ねるチャンスだ。
△1…前走の福寿草特別でプロスアンドコンズは4着。3カ月ぶり,初距離,外を回ったロスを考えれば悲観する内容ではない。デビュー戦でロジユニヴァース(後にラジオNIKKEI杯2歳SをV)に半馬身差の2着に迫った末脚を警戒したい。
△2…ダイワプリベールは新馬,芙蓉Sと連勝した素質馬。その後は疲れが取れずに調整していたが,前走で負かしたダノンベルベールは阪神JFの2着。ひと息入って初距離となるが,流れに乗れば上位争いに浮上できる。
△3…シェーンヴァルトの朝日杯FSは,スタートでダッシュがつかず後方に置かれ,内の2番枠がアダになった。2走前のデイリー杯2歳Sのレコード勝ちは,翌週の古馬1000万下を上回っている。直線の長い東京へのコース変わりも歓迎だ。