ダート1200Mで行われた07,08年の2回(定量戦)は,1??3着に2??3??7,1??7??12番人気が入線した。馬連配当は760円と1470円。2,1番人気の優勝で平穏に収まっている。
しかし,3連複は6990円,2万5460円で,3連単が2万5610円,6万7260円。3着に7,12番人気が食い込んで高配当が出ている。過去2回は定量戦だったが,今年からハンデ戦。伏兵馬が上位に入線するチャンスが広がり,波乱度は高まりそうだ。
連対馬のクラス別(着順)は,1000万下2頭(1,1着),1600万下2頭(4,11着)。1000万下組はいずれも1着で,現級組は前走の着順に関係なく反撃できている。
年齢別は3??8歳馬が1,1,1,1,0,0連対。関東馬VS関西馬は16頭と14頭で争い,2対2。東西格差は起こっていない。また,性別は牡馬が27頭で3連対(連対率11%),牝馬は3頭で1連対(同33%)。連対率で牡馬を大きく上回る牝馬から目が離せない。
◎…サラトガは羅生門SでプロキオンS(G3)を勝ったランザローテの2着。前走は出遅れて5着に敗れたが,2馬身差まで追い上げて復調をアピールした。軽量52キロは有利。ハンデ差を生かし切れば差し切れる。
○…デイトユアドリームはここ4戦で3勝を挙げている。中でも前走の勝ち時計は翌日のオープンと0秒2差。新潟は3戦して2勝2着1回。昇級戦でも52キロなら,初戦から勝ち負けになる。
▲…アウトクラトールは芝でも好走しているが,前走1分7秒5(芝1200M)のスピード決着では出番がなかった。今年2月に現級勝ちのあるダート1200Mは歓迎で,前走据え置きの57キロなら能力を出し切れる。
△1…前走の京葉S(OP)でラインプレアーはクビ+クビの3着に健闘した。4カ月ぶりでトップハンデ57.5キロを背負うが,準オープンへの降級なら当然か。久々でも見苦しいレースはできない。
△2…スリーセブンスピンは3カ月ぶりの前走で逃げて4着。久々が影響したか最後は息切れしたが,持ち味のスピードを十分に見せつけた。ここも2カ月半ぶりとなるが,鉄砲に不安なし。距離短縮を味方に押し切るシーンがあっても驚けない。
△3…シルクビッグタイムは昨年のユニコーンS(G3)2着の実力で,BSN賞(OP)でも5着と掲示板を確保している。今年3戦はパッとしない成績だが,今回は準オープンへの降級戦。展開がはまれば一発が決まる。