過去5年,連対馬は1??5,6??3,5??8,5??1,10??6番人気の組み合わせで決まった(04,06??08年は別定戦)。上位1??3番人気は計3連対と不振で,5番人気以下から7頭が連に絡んでいる。
馬連配当は3けた2回,2000??4000円台2回,万馬券1回。昨年,10番人気が1着となり,馬連3万6810円,馬単12万890円。3連複,3連単も7万4650円,75万9990円の大荒れとなった。しかし,残る4回の馬連配当はすべて5000円以下。出走頭数が9,11,15,12,13頭立てと少ないため,全体としては平穏な傾向を見せている。
連対馬のクラス別(着順)は,重賞組3頭(3,10,15着),オープン特別組5頭(2,9,7,6,1着),1600万下組1頭(9着),1000万下組1頭(1着)。昇級戦となる1000万下組以外は,前走成績に関係なく巻き返している。
路線別は灘S組が3連対でトップ。2連対でプロキオンS組が続いている。
年齢別は3??8歳上馬が3,0,4,2,1,0連対。連対率は75,0,22,12,13,0%。3歳馬が抜群の成績を残しているが,今年は出走がなく,年齢別を特に気にする必要はなさそうだ。
関東馬は29頭出走して1連対(連対率3%),関西馬が31頭で9連対(同29%)。関西馬が関東馬を圧倒している。
また,ハンデ戦で行なわれた05年は重量48??57キロの範囲だったが,1着54キロ,2着51キロで決着。トップハンデ57キロの2頭は4,7着に敗れた。
◎…シルククルセイダーは5勝中4勝をダート1800Mで挙げている距離巧者。前走は6着と敗れたが,前の止まらない流れで力負けではない。背負い慣れた55キロのハンデは有利。展開ひとつで突き抜けられる。
○…前走のKBC杯でマルブツリードは,2着以下を3馬身半ちぎって快勝した。準オープンで1年以上も足踏みしていたが,ついにオープンの壁を突破した。前走を激走した反動が出なければ連勝も可能だ。
▲…ボクノタイヨウの前走4着は昇級戦で,馬体も少し重かった。準オープンからの格上挑戦となるが,ダート1800Mは最も得意の距離。軽量53キロは魅力。ハンデ差を生かし切れば差はない。
△1…前走のKBC杯でメイショウサライはマルブツリードの5着。道中の位置取りと斤量1キロ差が着順に影響したようだ。オープンで2勝,2着5回の実績。引き続き適距離でのここは,上位争いに食い込める。
△2…ラッキーブレイクは7カ月半ぶりの前走・KBC杯で6着と健闘した。6勝すべてを1800Mで挙げ,ハンデも前走2キロ減。たたき2戦目の上積みが見込めるここは大駆けがあってもおかしくはない。
△3…穴を開ければトウショウヴォイスか。久々のダート戦で前走8着と敗れたが,2走前の金鯱賞(G2)でサクラメガワンダーから0秒6差に健闘した。53キロの軽量で自分の競馬に徹すれば活路は開ける。