同条件で行なわれた06年と08年のレースを参考に傾向を見てみたい(07年は馬インフルエンザで中止)。
レースは13,15頭立て。1??3着に1??2??10,5??9??6番人気が入線した。連対馬は1,2番人気のワンツーと伏兵馬同士の1,2着。両極端の決着となっている。
馬連配当は650円,1万4250円で,馬単が1300円,2万9770円。3連単は4万350円,40万7080円。こちらも平穏な配当と大荒れとが同居している。
ステップは(関越S・オープン5着,梅田S・準OP2着),(漁火S・準OP6着,越後S・準OP9着)。同一路線から連対馬は出ていない。
年齢別は3??7歳馬が2,3,12,7,4頭出走して,それぞれ0,1,2,0,1連対。幅広い世代から連対している。また,東西対決は関東馬14頭と関西馬14頭で争い1対3。関西馬が関東馬を上回る成績を残している。
◎…テイエムザエックスは準オープンに昇級して連続2着。6歳になった今が充実期で,前走も3??4コーナーで置かれながら,直線盛り返して連対した。パワーアップしたことは間違いなく,大井のエース・戸崎騎手へのスイッチも魅力。現級脱出のチャンスだ。
○…トシナギサは休養明けから1000万下を2連勝。2着に3馬身半,5馬身差をつける圧勝だった。準オープン昇級で相手は強くなるが,同型馬に難敵不在。先手を取ればスピードで押し切れる。
▲…2走前にエアマックールは同条件の総武Sを快勝。勝ち時計は同開催のマーチS(G3)と同じだった。前走の安達太良Sでも2着しているように,準OPでは力量上位は明らか。相性のいい新潟が舞台なら,上位2頭との差はない。
△1…レインボーペガサスは皐月賞4着,ダービー5着の実力馬。芝を中心に使われてきたが,ダートで2勝,3着1回の好成績を残している。久々のダート戦で狙いを下げたが,上位争いできる素質を秘めている。
△2…前走の安芸Sでグランプリサクセスは13着。出遅れも敗因の一つだろうが,1400Mは完全に距離不足だった。ダート1800Mは1勝,2着4回。距離延長で巻き返しがあってもおかしくない。
△3…ボクノタイヨウは前走57.5キロのトップハンデで1000万下特別を快勝。降級戦では力が一枚上だった。準オープン入りするが,昇級は形だけ。東京ダート(2・1・1・0)なら新潟コースもOK。一発大駆けが期待できる。