過去10年,1??3番人気は5,6,0連対。1,2番人気がまずまずの成績だが,3番人気が不調で,5番人気が3連対,8??12番人気から6頭が連対している。
馬連配当は3けた3回,1000??4000円4回,万馬券3回。堅く収まった年は出走頭数が9??11頭で,荒れた年は14??16頭立て。今年はフルゲート16頭で,ひと波乱あってもおかしくない。
連対馬の前走(着順)はG1組6頭(3,6,7,3,7,6着),G2組1頭(5着),G3組9頭(9,3,6,14,1,2,2,3,5,7着),オープン特別組2頭(1,3着),準オープン組1頭(3着)。前走で連対していた馬はわずか4頭で,掲示板を外して巻き返した馬が8頭。前哨戦の成績はアテにできない。
出走間隔は連闘組2頭,中1??3週組9頭,1カ月半??2カ月半組3頭,3カ月以上組6頭。秋の重賞路線を見据えてゆったりとしたローテーションで臨む実力馬が活躍している。
路線別は7連対の函館記念組がトップで,クイーンS組3連対,ダービー組2連対と続いている。
年齢別は3??7歳上馬が3,7,7,2,1連対で,連対率は30,25,18,8,4%。7連対で4歳馬と5歳馬が並んでいるが,率では3歳馬がトップに立っている。
◎…ミヤビランベリは昨年の「サマー2000シリーズ」の覇者。今年も好調で,不良の目黒記念で2着を5馬身ちぎり,七夕賞を連覇した。速い時計の決着では厳しいが,札幌は雨の予報。道悪馬場なら4個目のタイトル奪取で,今年の「サマー2000シリーズ」でもトップに躍り出る。
○…マツリダゴッホは一昨年のグランプリホースで,G2を4勝の実力馬。実績では抜けた存在で,昨年,このレースで2着している。鉄砲駆けは(3・2・0・2)の成績で,4カ月半ぶりでもいきなり勝ち負けになる。
▲…サクラオリオンは前走で函館記念を快勝。直線で手前を変えれずモタれながらの差し切りだけに,まだ上積みが期待できる。札幌は2勝,2,3着各1回と得意で,距離2000Mもベスト。重賞連覇も十分ある。
△1…今春の牝馬2冠馬で大注目を集めるブエナビスタは,初の古馬対戦,初の小回りコース,初の洋芝とクリアーしなければならない要素が多い。しかも,最後方からの追い込み競馬を考えると,52キロでも飛び付くわけにいかず,連下の評価に留めた。
△2…前走の函館記念でドリームサンデーは先手を取れずに5着。逃げ馬がハナに立てなかったが,勝ち馬とは0秒4差と大きく崩れなかった。2走前の巴賞で逃げてクビ差の2着。中舘騎手へのスイッチで逃走劇が見られても驚けない。
△3…ヤマニンキングリーは5カ月ぶりの実戦となるが,昨年の暮れに中日新聞杯を制し,その後3戦連続で重賞2着。正月の中山金杯でミヤビランベリを下した力量から,久々さえ克服すれば上位争いに浮上する。