古馬混合戦で行なわれた過去9回,連対馬は1??7,1??4,7??1,7??1,5??6,5??10,3??2,2??6,2??1番人気で決着した。
05年に馬連配当で2万2270円と荒れたが,8回は5000円以下。上位1,2番人気のどちらかが9回中で7回連に絡み,全体としては平穏に収まる傾向を見せている。
連対馬18頭の前走は重賞組14頭,オープン特別組1頭,条件組3頭。全馬芝からの出走で,距離は1600M5頭,1800M6頭,2000M4頭,2400M2頭,2500M1頭。マイルから中距離をステップにした馬が好成績を挙げている。
路線別はマーメイドS組4連対,エプソムC組3連対,ヴィクトリアマイル組とオークス組が2連対。決め手は逃げ6頭,先行6頭,差し4頭,追い込み2頭。平たん小回りコースの洋芝で追い込みが利きにくく,前々でレースを進めた馬が好走している。
◎…ムードインディゴは前走のマーメイドSで8着。スタートで後手を踏み,逃げ馬の勝つ流れも向かなかった。昨秋にローズS,秋華賞と連続2着があり,重賞を狙える力量は十分。末脚勝負に持ち込めれば,重賞初制覇のチャンスだ。
○…前走の函館記念でレジネッタは9着。勝負どころで前が壁なり,スムーズに追い出せなかったのが敗因だ。昨年はこのレースで古馬相手に2着。スムーズな競馬ができれば,桜花賞馬の底力が黙っていない。
▲…ザレマは阪神牝馬S2着,ヴィクトリアマイル4着。前走のマーメイドSでは10着に敗れたが,牝馬限定戦では差のないレースを繰り返している。距離短縮はプラスで,力のいる洋芝も合うはずだ。
△1…スペルバインドの前走・博多S5着は,休養明けで明らかに攻め不足だった。格上挑戦でも2月の京都牝馬Sで0秒4差なら重賞でも十分戦える。5カ月半ぶりをたたかれた上積みも見込める。
△2…前走の函館記念でヤマニンメルベイユは13着。牡馬との混合戦に加え,同型馬にハナを奪われる競馬で力を出し切れなかった。春の福島牝馬Sで58キロを背負って3着。7歳馬でもマイペースに持ち込めば大駆けがある。
△3…フミノサチヒメは昨年のこのレース3着を含めて,札幌の芝で(3・1・3・1)着の成績。スピード勝負では苦しくなるが,洋芝とは抜群の相性を見せている。ダートの前走・大雪ハンデキャップは度外視。大穴候補として押さえたい。