「サマー2000シリーズ」の第3戦。ハンデ戦で行われた過去8回,1番人気は3連対とほめられた成績ではないが,連対は7番人気以内に限られている。
馬連配当は3けた??1000円台5回,3000??4000円台2回,9000円台1回。ハンデ戦でも比較的平穏に収まっている。ただ,ここ2年の3連単を見ると,101万4630円,22万3190円。3着に9,10番人気の伏兵馬が食い込んで,大型万馬券が飛び出している。
連対馬の前走は重賞組9頭,オープン特別組2頭,1000万下組5頭。1000万下組も連対可能となっているが,連に絡んだ5頭はすべて前走1着だった。
トップハンデ馬は8頭が出走して,2,5,5,1,1,1,6,11着。連対率5割ならノーマークにはできない。
年齢別は3??8歳上馬が0,3,7,5,1,0連対。5歳馬が世代をリードしている。
牡馬は90頭出走して14連対(16%),牝馬が14頭で2連対(14%)。牝馬は牡馬に連対数で遠く及ばないが,連対率ではほぼ互角の戦いを見せている。
◎…グロリアスウィークは博多Sでハンデ58キロを背負い,57キロのダイシングロウと3馬身半差の2着。トップハンデを背負って完敗したが,今回は55キロ対56キロで斤量が逆転。立場的にも楽になり,重賞初制覇のチャンスは十分にある。
○…ダイシングロウは博多Sで2着を3馬身半差ちぎって圧勝。開幕週で前が止まらない馬場にしても強い競馬だった。2連勝で勢いは一番だが,ほかの実績馬と比較すると56キロのハンデは見込まれたか。その分,2番手評価とした。
▲…ここ2戦のドリームジャーニーは流れに乗れず末脚不発。朝日杯FSや神戸新聞杯で見せた鋭い末脚が影をひそめているが,夏に調子を上げるタイプ。先行馬が前でやり合うハイペースの流れになれば,出番はある。
△1…前走のサンレイジャスパーは約1年ぶりの実戦で馬体18キロ増。生涯最高馬体重で12頭立ての12着に敗れたのは仕方がない。昨年の覇者で,今回はたたき2戦目。馬体がしぼれていれば,無様なレースにはならない。
△2…ヴィータローザは前走の七夕賞で0秒3差の5着。8歳馬で大幅な上がり目はないが,状態の良さをアピールした。ここまで重賞3勝の実績馬。展開ひとつで上位争いに浮上する。
△3…レインダンスは前走マーメイドSで10着。道悪馬場に脚を取られて全く競馬にならなかった。昨秋はダイワスカーレットやウオッカと互角に戦っていた実力馬。小回りに対応できる器用さがあり,良馬場でやれば大駆けがあってもいい。