過去10年,1??3番人気は6,4,3連対。上位人気はまずまずの成績だが,6番人気以下からも4頭が連対している。
馬連配当は3けた4回,1000??4000円台5回,9000円台1回。ここまでは比較的平穏に収まっている。しかし,今年の3歳牝馬戦線は,春から混戦ムードが漂い,勝ち馬が猫の目のように変わっている。もともと荒れることには事欠かない牝馬重賞。波乱を視野に入れた馬券検討が必要になる。
なお,路線別は8連対のオークス組がトップで,3連対のクイーンS組以下を大きくリードしている。
◎…ムードインディゴは前走クイーンSで8着。3??4コーナーで前が詰まって追えない先行馬に有利な流れ。それでも2着のレジネッタとは0秒2差だった。春にオープンの忘れな草賞を快勝している実力馬。人気薄だが,力を出し切れば差はないはずだ。
○…トールポピーは阪神ジュベナイルF,オークスを制している2冠馬。4カ月ぶりとなるが,鉄砲駆けに1,2着の実績がある。体さえできていれば好勝負は間違いない。
▲…レジネッタはクイーンSで大外から追い込んで2着。態勢が決まってからだったが,桜花賞馬らしい瞬発力を見せた。前走を使った上積みは大きく,距離も問題ない。
△1…ブラックエンブレムはフラワーCを逃げ切りV。そのスピードから桜花賞に期待がかかったが10着と馬群に沈んだ。オークスで4着と掲示板を確保したが,適距離はマイル??中距離のはず。改めて狙ってみたい。
△2…オディールは気性が勝っているタイプで鉄砲に不安はない。勝ち星が1200Mと1400Mで,短距離がベストだろうが,折り合えばこの距離でも能力を発揮できる。
△3…メイショウベルーガはクイーンSで7着に敗れたが,発馬でアオって,道中も外々を回るコースロスがあった。それでも,着差は0秒5と着順ほど大きくは負けていない。人気を落としているが,互角に戦えるスピードを備えている。