1番人気は過去10年で7勝,2着1回と堂々の成績で,連を外した2回も4,5着と掲示板を確保している。
馬連配当は3けた7回,4000??5000円2回と3万8890円。1番人気の活躍で大半は堅く収まっている。
ステップは有馬記念組と中山記念組が3連対で並び,2連対で中京記念と大阪城S組が続いている。
出走間隔を見てみると,7頭は年明け初戦で,13頭が1度以上使われていた。なお,休養明けで連に絡んだ7頭は全馬G1からの直行馬で,うち6頭はクラシックやジャパンC,有馬記念などで1,2着した実績馬。G1級なら久々でも勝ち負けに持ち込んでいる。
牡馬は113頭が出走して18連対(連対率16%),牝馬が9頭で2連対(同22%)。連対数で牝馬は見劣るが,連対率で牡馬を逆転。紅一点のダイワスカーレットには追い風で,優勝すれば98年のエアグルーヴ以来10年ぶりとなる。
年齢別は4??8歳上馬が9,6,2,2,1連対。4歳馬と5歳馬で連対馬の75%を占めている。
◎…ドリームパスポートは3歳3冠で2,3,2着。メイショウサムソンと互角に戦っていた。4歳の春は骨折で休養,秋もぱっとしない成績だったが,今年はAJC杯5着(0秒3差)で,京都記念4着(0秒2差)。勝ち切れなかったが,勝ち馬との差はわずか。神戸新聞杯を勝ち,皐月賞2着の2000Mが舞台ならチャンスは十分ある。
○…ダイワスカーレットは昨年,桜花賞,秋華賞,エリザベス女王杯と牝馬G1を3勝。牡馬トップ級との初対戦だった有馬記念でも2着と好走した。今回は初めての56キロでマークも厳しくなりそうだが,2000M戦ならヒケは取らない。
▲…アサクサキングスは07年の菊花賞馬。疲れが取れず有馬記念を回避した。長距離実績が目に付くが,きさらぎ賞勝ちがあり中距離でも力を出せる。5カ月ぶりでも鉄砲に不安はなく,59キロを克服すれば首位争いになる。
△1…メイショウサムソンは有馬記念で8着。グランプリは本来の行きっぷりがなく,反応もいまいち。敗因は疲労残りとはっきりしている。2000Mは3勝2着1回とベストの距離。目標は先でもぶざまなレースはできない。
△2…サンライズマックスは昨秋,500万下,1000万下を連勝。格上挑戦で中日新聞杯も制覇した。ここは4カ月ぶりの実戦となるが,調教を十分積まれ久々の不安はなさそう。初の強敵相手でも連下にはマークしたい。