過去10年,連対馬は6??2,1??3,1??8,1??9,1??5,7??4,1??3,1??6,3??5,2??1番人気の組み合わせで決着した。1番人気は6勝2着1回と胸を張れる成績。馬連の最高配当は上位3番人気が唯一連からそろって消えた03年の3950円。7回は2000円以下で堅く収まっている。
連対馬の前走は重賞11頭,オープン特別4頭,500万下以下5頭。連対馬の20頭中18頭が前走5着以内で,3着までを見ても26頭がこの条件をクリアしている。馬券対象になるには,前哨戦で掲示板を確保してといることが理想といえる。
路線別は,きさらぎ賞組が4連対,朝日杯FS組とシンザン記念組が3連対となっているが,今年はきさらぎ賞組は出走していない。
性別は牡馬が128頭出走して20連対。牝馬は9頭で連対なし。出走数が少ないとはいえ,牝馬にとっては気になるところ。
また,連対馬のキャリアを見ると,05年に1戦でビッグプラネットが逃げ切り,昨年2戦2勝のトーセンキャプテンが優勝しているが,18頭は3戦以上。キャリアの浅い1,2戦馬は苦戦している。2戦2勝で牡馬に挑戦する人気の牝馬ポルトフィーノには気になるデータだ。
関東馬VS関西馬は20頭と113頭で争い,3対17。関西馬が連対数で大きくリードしているが,率はそれぞれ15%と全く互角。東西間格差はない。
◎…ロードニュースターは前走の芝1600M(やや重)を1分35秒3で差し切った。勝ち時計は同日のエルフィンSのポルトフィーノを1秒上回り,シンザン記念2着のドリームガードナーよりも0秒5速かった。1勝馬でもスピードの絶対値は重賞級だ。
○…ドリームガードナーは暮れの朝日杯FSで完敗したが,前走のシンザン記念で2着。中団追走から直線で鋭く伸びて自慢の末脚をアピールした。ベストのマイル戦だけに引き続き首位争いになる。
▲…ポルトフィーノは2戦2勝。いずれもマイル戦で2着を5馬身,2馬身半差の完勝だった。過去10年データから評価を下げたが,ここで連勝記録を伸ばすようなら,牝馬クラシックの最有力候補に躍り出るのは間違いない。
△1…ミッキーチアフルは1勝馬でも相手なりに走れる。前走の500万特別でクビ差2着,2走前のシンザン記念ではドリームシグナルの0秒5差に健闘している。阪神コースも2戦して2着2回。前々で流れに乗ればチャンスはある。
△2…アポロドルチェは約3カ月ぶりの実戦となる。休養前の朝日杯FSで11着に敗退したが,その前の京王杯2歳Sでは大外から豪快な差し切りを決めた。仕上がっていれば侮れない1頭だ。
△3…スマートファルコンは,初芝のジュニアCで大外から末脚をさく裂させてVを決めた。前走の共同通信杯では7着と敗れたようにまだ荒削りなところを残すが,決め手勝負に持ち込めれば上位争いに食い込める。