過去10年,1??3番人気は4,7,1連対。1,3番人気は不振で,これを2番人気がカバーしている。
馬連配当は98??00年と2けた人気が連対して,3年連続で万馬券決着となったが,その後は3けた4回,2000台2回,5000台1回。ここ7回の最高配当は昨年の5880円,大波乱は起こっていない。
連対馬の前走は900万下(現1000万下)1頭と重賞組19頭。条件戦からの参戦馬は苦戦している。
ステップはローズS組が14連対と断然で,そこでの成績は1??5着13頭と14着1頭。トライアルで掲示板を確保した馬が,本番でも期待通りに好走している。なお,一昨年,ローズS組が初めて連を外したが,その時も馬券圏内の3着。この組の信頼度は高い。
勝利数別は2??5勝馬が82,61,19,4頭出走して,それぞれ3,8,6,3連対。連対率は4,13,32,75%。勝ち数が多くなればなるほど連対率も上昇している。1勝馬の連対はなく,2勝馬も不調。3勝以上馬を軸にすえるのが正解か。
◎…トールポピーは前走のローズSで出遅れ。内から早めに順位を上げて行ったが,道悪で外が伸びた分,上位3頭に離されて0秒7差の6着に敗れた。阪神ジュベナイルFを好時計で勝ち,今春のオークスも快勝した実力馬。良馬場なら3つ目のタイトル奪取のチャンスだ。
○…秋始動のローズSでオディールは4着。久々,道悪と悪条件が重なったが,内から伸びて0秒5差まで迫った。春2冠は勝ち切れなかったが,不利のあったオークスで0秒4差の実力から,このメンバーでも差はないはずだ。
▲…レジネッタは前走のローズSでハナ+クビの3着。道悪をこなし,桜花賞1着,オークス3着の底力を改めて見せつけた。今回はたたき3戦目。2冠達成のチャンスも十分にある。
△1…エフティマイアは桜花賞,オークスと2着。直線で勝ち馬の決め手に屈したが,2走とも長くいい脚を使って,着差は半馬身,アタマ差の惜敗だった。久々のクイーンSは5着止まりだったが,世代トップの地力を秘めている。
△2…前走のローズSでマイネレーツェルは2個目の重賞を奪取した。直線は3頭の激しいたたき合いとなったが,素晴らしい勝負根性を発揮した。内回りコースは脚質的につらいが,仕掛けが合えば連勝も夢ではない。
△3…ムードインディゴはローズSで大外から追い込んでハナ差の2着。鞍上が馬場のいいところへ持ち出した判断も大きかった。スピード決着では苦しくなるが,上位争いできる末脚を秘めている。