過去10年の連対馬は,1??5番人気の5,2,4,4,1連対と6??8番人気の2,1,1連対。上位1??3番人気合わせて11連対はほめられる成績ではないが,極端な人気薄の連対もない。
馬連は8,7番人気の1,2着で決まった02年に8440円と荒れたが,7回は2000円以下。波乱度は低い。
連対馬の前走成績は1??5着馬17頭と8,11,14着馬各1頭。前走で掲示板を外して巻き返した3頭はいずれも重賞からの参戦馬だった。
路線別は5連対の東京新聞杯組がトップ。次いで3連対のアメリカJC杯組,2連対でマイルCS組と白富士S組が追っている。
年齢別は4??8歳上馬が8,3,6,2,1連対。連対率は順に24,10,18,9,8%。4歳馬,6歳馬の順で好成績を挙げているが,昨年は8歳馬,一昨年は7歳馬が優勝。高齢馬からも目が離せなくなっている。
関東馬VS関西馬は16対4。関東馬は毎年連に絡み,ここ2年は1,2着を独占する強さを見せている。
◎…カンパニーは出遅れた前走の東京新聞杯で0秒2差の4着。先行有利の流れの中,レースナンバー2の上がり33秒6の末脚を見せた。昨夏に関屋記念を圧勝し,続く天皇賞・秋3着の実績なら能力は互角。反撃のチャンスだ。
○…マルカシェンクは11カ月の休み明けの今年2戦が1,2着。使われつつ確実に良化している。昨年の当レースでは伸びを欠いて7着だったが,今年はたたき3戦目で体調はベスト。良馬場なら勝ち負けになる。
▲…エアシェイディは前走のアメリカJCCで,念願の重賞初制覇。中団待機でじっくり脚をためて,直線で馬群を割って力強く抜け出した。7歳馬でも気力は充実。勢いに乗ってG2連勝があってもおかしくない。
△1…勝ち馬が逃げ切るペースの東京新聞杯で,リキッドノーツは外から強襲してクビ差の2着。4コーナー13番手から長くいい脚を使った。中山コースは3勝の実績で,1800Mにも3勝2着5回の実績がある。上位勢には脅威の存在だ。
△2…チョウサンは暮れの有馬記念で13着に敗退。傷んだ馬場,2500Mの距離も長く,力を出し切れなかったようだ。今回は開幕週の芝の生えろそったスピード馬場,距離も毎日王冠を制した1800M戦。2カ月半ぶりでも好走が期待できる。
△3…コンゴウリキシオーの前走,香港マイル9着は久々で,レース中に落鉄もあった。昨春はマイラーズCを制し,安田記念でもダイワメジャーとクビ差2着の接戦。3カ月と間隔が開いた帰国初戦で狙いを下げたが,大駆けがあっても驚けない。