過去10年,連対馬は1??5,1??3,3??1,2??3,8??4,1??3,2??3,1??3,5??2,2??5番人気の組み合わせで決まった(02年は東京競馬)。上位1??3番人気は合わせると15連対。連対率75%は上々の成績で,伏兵馬の台頭する余地は少ない。
馬連配当は3けた??2000円9回と3040円。平均出走頭数が11.8頭と手ごろなこともあって,ここまでは平穏に収まっている。
連対馬の前走はオープン組が15頭,1600万下以下組5頭。オープン組は1??10着からの臨戦だったが,条件組がすべて1着。オープン組は前走成績に関係なく巻き返し可能だが,条件組は前走1着が連対条件となる。
路線別は5連対の中山金杯組がトップ。2連対で有馬記念,ステイヤーズS組などが続いている。
出走間隔は,ここ2年菊花賞から直行した2頭が休養明けで連対しているが,18頭は中1??8週馬。馬体調整の難しい厳寒期だけに,順調に使われてきた馬を重視したい。
年齢別は4??8歳上馬が27,24,32,25,10頭出走して,8,6,4,2,0連対。また,連対率はそれぞれ30,25,13,8,0%。4歳馬が最多の8連対を果たし,以下,歳を重ねるごとに成績が低下している。
◎…前走のアドマイヤメインは6カ月ぶりで,1000M通過が58秒1のハイペース。道中2頭でびっしりと競り合う流れで4着と崩れなかった。3歳時にダービー2着で,菊花賞3着の実力。素質馬が復調すれば突き抜ける。
○…ドリームパスポートは骨折明けのジャパンCで14着に敗退したが,前走の有馬記念では4コーナーで大きな不利がありながら6着。G1勝ちはないが2着3回の地力を見せつけた。たたき3戦目。まともに走れば逆転も十分ある。
▲…メイショウレガーロは前走の中山金杯で逃げて3着。いつも控えてレースを進める馬が積極策で新たな一面を見せた。明け4歳馬は現在4年連続で連対中のデータ。弥生賞4着,皐月賞5着の実績がある中山なら狙う価値はある。
△1…エアシェイディは重賞に14回挑戦して2着6回。前走の中山金杯も先行有利な流れで,0秒3差まで追い上げた。4歳時でこのレース2着の実績から距離もコースもベスト。展開ひとつで待望の重賞を獲得できる。
△2…トウカイトリックは昨年,ダイヤモンドSを制し,天皇賞・春でタイム差なしの3着。前走の万葉Sでもトップハンデ58キロを背負って差し切った。距離短縮は気になるが,豊富なスタミナと確かな末脚を秘めている。
△3…前走の中山金杯でシルクネクサスは,内から伸びて0秒3差の4着。切れる脚はないが,相手なりに走る勝負根性を備えている。昨年の3着馬で,秋のオールカマーで2着したコース巧者。大駆けがあっても驚けない。