芝2000M戦で行われた過去9回,連対馬は1??4,2??9,3??2,2??1,4??2,2??3,1??4,1??5,3??1番人気の組み合わせで決まった。00年に9番人気が2着に食い込んでいるが,17頭は5番人気以内。伏兵馬の出番は少ない。
馬連はその00年に5410円と荒れたが,8回は3けた配当4回と1000円台4回。平穏に収まる傾向を見せている。
前走は重賞組7頭,オープン特別組2頭,500万下組4頭,新馬・未勝利組5頭。オープン組が半数の9頭を占めるが,500万下以下からも9連対と互角。格は気にする材料ではない。
前走着順は,オープン組が2??5着で,500万下以下組は1,2着。前哨戦で掲示板を外した馬の巻き返しは見られない。
連対馬18頭は前年の11月25日??12月28日に1度は出走。休養馬や年明けに使われた馬は連に絡んでいない。
路線別はラジオNIKKEI杯2歳S(旧ラジオたんぱ杯3歳S)組が4連対で,朝日杯FS組3連対,ホープフルS組など2連対となっている。
◎…リトルアマポーラはデビュー2戦を34秒台の強力な末脚で連勝した。今回は長距離輸送,初の2000M,牡馬相手の重賞戦。ハードルはぐ??んと高くなるが,それをクリアーできると見て,東上してきた陣営に一票を投じてみたい。
○…マイネルチャールズは前走でオープン特別のホープフルSを快勝。道中は楽な手応えだったが,直線で内外からはさまれ苦しい展開。それでも,並んできた2頭を振り切ってみせた。地味だが勝負根性は一級品だ。
▲…そのホープフルSでドットコムは3着。早めに抜け出してゴール前で末が甘くなったが,初芝,キャリア1戦ならほめられる内容だ。芝2戦目,キャリア3戦目で更に上昇の余地はある。
△1…マイネルファルケは前走のラジオNIKKEI賞で0秒2差の5着。関西遠征しての重賞初挑戦で見せ場十分のレースだった。初勝利が中山の芝2000M。先行力を生かせる舞台に戻れば上位争いに食い込める。
△2…デビュー勝ちの新潟でベンチャーナインは上がり3ハロン33秒4をマークした。あの瞬発力は間違いなく小回りの中山コースに向くはず。直線の長い東京から一変しても不思議はない。
△3…アイティトップは新馬,特別を連勝。寒竹賞では大外を回って後続を2馬身突き放した。中山の2000Mを前走経験したアドバンテージは大きく,重賞初挑戦でも警戒が必要だ。