過去10年,連対馬は12??10,7??10,3??9,2??3,3??1,7??1,2??8,3??14,1??2,2??10番人気で決着した(02年は中山競馬)。
馬連は1000??4000円台5回,6000??9000円台3回,万馬券2回。1??3番人気は計11連対とほめられないが,ここ8年は上位人気がそろって連から消えたことはない。荒れるハンデ戦として知られているが,上位人気と伏兵馬の組み合わせによる“ヒモ荒れ”傾向を見せている。
連対馬の前走は重賞組11頭,オープン特別1頭,条件組8頭。その時の着順は重賞とオープン特別組が1??12着で,条件組は1着5頭,2着2頭,3着1頭。条件組でも通用するが,前走3着以内に好走していることが絶対条件となっている。
路線別は京都大賞典組が6連対でトップ。3連対のオクトーバーS組,2連対の宝塚記念組が続いている。
トップハンデ馬は3,8,1,(4,7),8,7,4,5,2,14着。ハンデ頭は2連対と苦戦中で,58キロのアルナスライン,トウカイトリックには気になるデータだ。
年齢別は3??6歳上馬が3,6,9,2連対。5歳馬が世代をリードし,4歳馬がこれを追っている。
◎…本命にメイショウカチドキを抜てきする。8歳の高齢馬で人気はないが,まだ15戦しただけの若々しい馬体。京都大賞典では4コーナー最後方から鋭く伸びて0秒1差の4着。同斤量のアルナスラインに半馬身先着している。3年ぶりに昨年暮れに復帰して5戦目,54キロの軽量で重賞初Vを決める。
○…相手筆頭にアルナスライン。トップハンデ58キロは気になるが,前走は出負けし,勝負どころでも包まれる不完全燃焼だった。3走前の目黒記念2着だけ走ればV争い必至。
▲…マイペースで逃げた京都大賞典でマンハッタンスカイは6着。掲示板を外したが,着差はわずか0秒2差だった。減った馬体が戻り,一叩きしたことで粘りも増すはず。
△1…キングアーサーは前走・準オープンを鮮やかに差し切った。もともと藤沢和厩舎の期待馬だったが,5歳の秋にようやく本格化。重賞初挑戦でも54キロを生かせれば楽しみだ。
△2…ジャガーメイルは休養をはさんで3連勝中。中でも4カ月ぶり,ハンデ58キロで一気に差し切った前走は圧巻だった。56キロは見込まれたが,3戦3勝の東京が舞台だけに侮れない。
△3…スクリーンヒーローは3歳時にラジオNIKKEI賞2着,セントライト記念3着の実績。その後骨折で戦線を離れていたが,復帰3戦で連を外していない。格上挑戦でも潜在能力は一線級。