00年からジャパンCダートの前哨戦としてこの時期に開催されている。
過去8年,1,2番人気は各4連対とまずまずの成績だが,3番人気は連対なし。代わりに6??10番人気から4頭が連対している(02年は中山競馬ダート1800M)。
馬連配当は1900円,1440円,1万3920円,8660円,2290円,420円,4450円,3990円。3けた配当は1度だけだが,万馬券決着も1回。全体としては中波乱傾向を示している。
連対馬の前走は重賞組13頭とオープン特別組3頭。その時の成績は,1??5着馬が3,5,2,0,3頭と8??12着馬が計3頭。連対馬の16頭中13頭が前走で掲示板を確保している。
路線別はシリウスS組とダービーグランプリ(盛岡競馬)組から2頭ずつが連対しているが,相性のいいレースとまではいえない。
世代別は3??7歳上馬が18,28,33,24,22頭出走して,5,2,8,0,1連対。連対率は28,7,24,0,5%。5歳世代と3歳世代の争いとなっている。
◎…キクノサリーレは500万下から3連勝で一気にオープン入り。いずれも2着以下を寄せ付けない圧勝だった。昇級戦で相手は強化するが,4連勝で重賞制覇できるスピードを十分に秘めている。
○…前走のユビキタスは好位追走から正攻法で先頭に立ったものの,直線でバンブーエールの決め手に屈して2着に敗れた。春に東京のダート1600MのユニコーンSで大楽勝。大型馬がたたき2戦目で巻き返す。
▲…タケミカヅチは共同通信杯2着,弥生賞3着から皐月賞2着の実力馬。実績のある芝路線からダートのマイルに矛先を変えてきた。前走セントライト記念は,久々なこともあり伸び切れなかったが,初ダートでも底力は一級品だ。
△1…アドマイヤスバルは東京コースで8戦して,4勝,2着1回,3着3回と抜群の相性を誇っている。ベストは1400Mだろうが,春に1600Mのオープン特別勝ちがある。得意の東京コースなら見劣りはしない。
△2…サンライズバッカスは05年の覇者で,昨年フェブラリーSを制覇したダート1600Mを最も得意としている。今季は交流戦主体で,距離も1800M以上を中心に戦ってきた分だけ割引いたが,能力は互角だ。
△3…ここ3戦のトーセンブライトは1,3,2着と安定した成績を残している。持ち時計で劣り,伸び悩んでいたが,前走のエルムSでは高速決着を克服して連対。昨年3着の実績馬。混戦になれば上位争いに食い込める。