【ハンデ有利,タガノエクリプス】
過去5年,連対馬は1??4,3??1,10??2,4??2,2??1番人気の組み合わせで決まった。馬連は830円,1420円,1万3350円,1640円,700円。05年に2けた人気馬が勝って万馬券が飛び出したが,4回は2000円以下で決着。出走頭数が9,14,16,10,12頭と少なめなこともあり,ハンデ戦でも平穏に収まっている。
連対馬のクラス別は重賞組が8頭,1600万下組2頭。そのときの成績は重賞組が3??14着で,1600万下組は1着。重賞組は前走成績に関係なく巻き返し可能となっている。路線別は5連対の東海S組がトップ。G2レースの貫禄を見せている。
年齢別は3??8歳上馬がそれぞれ0,4,2,3,1,0連対。8歳以上の高齢馬は苦戦している。
牡馬58頭と牝馬3頭で争い10対0。牝馬の出走はわずか3頭でデータを鵜呑みにできないが,ここまで6,6,13着と苦戦している。
トップハンデ馬は6頭(56??58キロ)が出走して1,3,5,13,3,4着。ハンデ頭が掲示板を外したのは1回だけ。勝ち負けはともかく,馬券のヒモには押さえておきたい。
関東馬は25頭出走して,3勝2着3回。関西馬が36頭で,2勝2着2回。関東馬が関西馬を一歩リードしている。
◎…タガノエクリプスの前走7着は,スタート部分が芝でダッシュがつかず,距離1600Mも忙しかった。それでも直線でしっかりと伸びて,0秒6差まで追い上げた。今度はダートスタートでスピードに乗れるし,据え置きのハンデ54キロなら勝ち負けになる。
○…ロングプライドは東海Sで6着に敗れたが,着差はわずか0秒3差。オープン3勝の実績で,G1レース3,4着の実績もここでは上位。武豊にスイッチしてあっさりVがあってもおかしくない。
▲…安定感ではマルブツリードも侮れない。ここ2戦の重賞で0秒5差と0秒2差。前走の東海Sでは同斤量で,ロングプライドに先着して掲示板(5着)を確保した。好位に付けられるようになり成績が安定。前走から1キロ減のハンデも有利だ。
△1…エスケーカントリーは東京ダート2100Mでパーフェクト連対(2勝,2着1回)。前走のアンタレスSは13着と敗れたが,勝負どころで窮屈になる不利も影響していた。2走前に直線一気を決めて1600万下を差し切った末脚を警戒したい。
△2…ドンクールはデビュー戦から5連勝で,交流重賞を制覇した素質馬。その後も一線級と差のないレースをしているが,中央では勝ち星に恵まれていない。約2カ月ぶりの実戦となるが,距離延長は好材料。強敵不在のオープン特別ならノーマークにはできない。
△3…穴を開ければこの距離が向いているケアレスウィスパーか。前走の東海Sはスローの流れで末脚不発に終わったが,2走前に今回と同距離の丹沢S(1600万下)を快勝。裸同然の51キロなら大駆けがあっても不思議はない。