過去10年の連対馬は6??8,2??7,4??2,5??2,1??4,1??3,1??3,1??5,1??2,3??2番人気の組み合わせで決着した(03年は中山競馬)。上位1,2番人気は98年を除くと,どちらかがかならず連に絡む活躍を見せている。
馬連配当は98年に6,8番人気の決着で,1万1730円と荒れたが,7回は2000円以下で堅く収まっている。
連対馬の前走はG1組11頭,G3組9頭。距離は1400Mが2頭,1800??2100Mが18頭。中距離から出走した馬が好成績を挙げている。
路線別は平安S組が6連対でトップ。次いで5連対の東京大賞典組,3連対ジャパンCダート組,2連対の根岸Sと川崎記念組が続いている。
前走成績は,1??3着の8,6,2頭と4,5,7着の2,1,1頭。連対馬の8割が前走で馬券対象となっていた。
年齢別は4??8歳上馬が34,38,48,26,13頭出走して,それぞれ8,8,2,2,0連対。4,5歳馬が好成績を挙げている。
関東馬VS関西馬VS地方馬は,41頭,104頭,14頭で争って,それぞれ1,17,2連対。関西馬が関東馬と地方馬を寄せ付けない強さを見せている。
◎…前走の平安Sでドラゴンファイヤーは0秒5差の9着。隣枠の馬が暴れている時にスタートが切られて出遅れ,流れに乗れなかったのが敗因だ。昨秋のジャパンCダートで2番人気を裏切ったが,東京のマイルは2勝2着1回と底を見せていない。まだ上がり目のある4歳馬が得意の距離で反攻に出る。
○…相手は昨年ジャパンCダートなどG1で4勝を挙げたヴァーミリアン。06年の12月の名古屋グランプリ勝ち以降,国内5連勝中でいずれも圧勝劇だった。マイル戦の勝利実績はないが,逆転があっても不思議はない。
▲…メイショウトウコンは平安Sで首差の2着。58キロを背負っていたが馬込みの中から抜け出して連に絡んだ。追い込み脚質で注文がつくが,はまるとG1級の決め手を発揮する。
△1…勢いは目下,交流重賞を連勝中のフィールドルージュが一番。中でも前走の川崎記念は,直線で後続を2馬身半突き放す強い内容だった。距離不足で今回評価を下げたが,ジャパンCダートで一昨年3着,昨年2着の実力は侮れない。
△2…ワイルドワンダーは前哨戦の根岸Sを差し切りV。ジャパンCダートは距離が長く5着に敗れたが,1400??1600Mは6勝の実績で,東京のダート4勝と得意にしている。決め手勝負になれば出番はある。
△3…ロングプライドは前走の平安Sで0秒1差の4着。実績では一歩譲るが,フェブラリーS男・ペリエ騎手(過去10年で2勝2着3回)とのコンビが魅力。連下には押さえたい。