芝1400M戦に変わりがないが,今年は1600万下からオープンにクラスがひとつ上がって行われる。条件が変更されるためデータはあくまで参考程度にとどめておきたい。
過去5回は14,16,12,13,16頭立て(02,04??07年。02,04年はハンデ戦)。連対馬は1??5,5??4,4??2,1??3,2??4番人気の組み合わせで決まった。上位人気同士の決着は1回のみだが,極端な人気薄馬の台頭もない。なお,連対馬の10頭中7頭は前走5着以内に好走していた。
馬連は順に1420円,3090円,1600円,1300円,1550円。3けた配当で収まったことはないが,万馬券などの波乱も起こっていない。
しかし,3着馬を見てみると,8,7,8番人気馬が入線。3回行われた3連単は,8万770円,2万550円,5万6230円。人気薄馬の食い込みを警戒したい。
年齢別は4??8歳上馬が22,13,19,10,7頭出走して,それぞれ2,4,3,1,0連対。連対率は9,31,16,10,0%。9日の小倉大賞典では10歳馬のアサカディフィートが見事な追い込みを決めたが,このレースでは高齢馬が苦戦。今年充実期を迎える5歳馬が,好成績を挙げている。
関東馬VS関西馬は53頭と18頭で争い,9対1。関東馬が関西馬を寄せ付けない強さを見せている。
◎…タマモサポートは前走の東京新聞杯が初のマイル戦。行きたがる気性がネックで2000M以上では苦戦していたが,首+鼻差の3着と好走した。今回は1400M戦で,さらに折り合い面が楽になりそう。好位で流れに乗れば重賞ウイナーの地力が黙っていない。
○…前走,G2の阪神Cでダンスフォーウィンは後方から追い込んで0秒5差。11着と着順は悪いが昇級戦,出遅れる不利を考えれば上々のレース内容だった。過去4勝の東京1400Mで,前走から3キロ減。首位を逆転できる能力を秘めている。
▲…アルビレオは長期休み明け3戦目の前走ニューイヤーSで,0秒5差の5着。先行有利の流れの中,後方で脚をためて鋭い決め手を発揮した。東京のオープン特別で3着の実績。54キロのハンデなら勝ち負けになる。
△1…ダイレクトキャッチは東京新聞杯を回避し,前走の白富士Sで除外。ひと息は入ったが,力を出せるデキにある。1400Mは初距離となるが,直線の長い東京コースなら末脚が全開してもおかしくない。
△2…マヤノライジンはここ2戦のマイル(オープン特別)で3,2着と健闘した。芝1400Mでは3着1回しか実績なく,距離実績で狙いを下げたが,脚の使いどころひとつで上位争いになって当然だ。
△3…マイネルレーニアは左回りの1400Mで,4戦して3勝3着1回。ここ2戦は6ハロン戦で自分の競馬ができず,10,9着に敗れたが,ベストの距離なら巻き返しが期待できる。