同一条件で行われた昨年はフルゲート18頭立て。好スタートを切ったマイネルクラッチ(牡3歳)がハナを奪い先頭へ。向こう正面から後続に競りかけられる厳しい展開となったが,直線いっぱいに粘ってクビだけ先着してゴールした。
2着は直線大外から追い込んだカゼノコウテイ(牡4歳)。3着には馬場の真ん中から抜け出してきたカレンナサクラ(牝3歳)が入った。1番人気アイリッシュホーク(牡6歳)は伸びを欠き6着と敗れた。
上位1??3着は5,7,2番人気の決着で,馬連6110円,3連複1万3280円,3連単7万3560円。ハンデ戦らしく中波乱の結末となった。
連対馬2頭はいずれも新潟の500万下を前走で勝ち上がったばかりだったが,コース経験と勢いを味方に昇級戦で連を確保した。
年齢別は3??7歳馬が4,4,4,4,2頭出走して,3歳馬,4歳馬の順で決まった。性別は牡馬14頭と牝馬4頭で争い,1,2着を牡馬が占め,3着に牝馬が入った。
ハンデは50??57キロで,1??3着は53,54,50キロ馬。中,軽量馬が上位を入線し,ハンデ頭は5着だった。
東西対決は関東馬17頭と関西馬1頭の戦いとなったが,唯一の関西馬マイネルクラッチが優勝。関東馬を一蹴してみせた。
◎…シュヴァルドールは休養明けの前走で7着。開幕週で前が止まらなかったが,勝ち馬に次ぐ上がり33秒9の末脚で0秒6差まで迫った。今回は,たたき2戦目,2勝すべてを挙げているマイル,前走より3キロ減の斤量と,条件がすべて好転。ここは絶好の狙い目になる。
○…マルターズオリジンはオープンで苦戦していたが,休養明けの前走で500万下を快勝。降級戦では力が一枚上だった。平たん向きの瞬発力を備え,たたき2戦目。52キロのハンデなら連勝の目も十分ある。
▲…マイネルクラッチは前走の豊栄特別で小差の2着に敗れたが,新潟コースは3戦して2勝,2着1回と得意。昨年の当レース勝ち馬で,準オープンでも好走していた力量馬。トップハンデ57キロを背負うが,大崩はないはずだ。
△1…500万下に降級した2戦目の前走でアブソリュートは勝ち上がった。今回昇級戦となるが,もともと1000万下で善戦していた力量馬。前走より2キロ減の55キロなら上位争いに絡んでも不思議はない。
△2…カームブレイカーは休養明けの前走で0秒2差の4着。惜しくも馬券対象から外れたが,直線で前がふさがる不利がなければ3着のある脚色だった。540キロの大型馬のたたき2戦目。変わり身を警戒したい。
△3…ハッピービーチは前走で2着以下を0秒5ちぎって逃げ切った。勝ちタイムは1週前の開幕週の1000万下より1秒2速かった。逃げて目標になる不利はあるが,オープン級のスピードを秘めている。