左回りコースに変更されて行なわれた過去7回,連対馬は4??8,1??9,8??4,1??10,2??1,14??8,1??3番人気の組み合わせで決まった。1番人気は3勝2着1回。57%の連対率ならまずまずの成績だが,2,3番人気が1,1連対と不振。代わりに8??14番人気が6頭連に絡んでいる。
馬連は3けた配当の決着も1回あるが,7回中2回で万馬券が出る波乱となっている。
ステップは相性の良かったNSTオープンが06年に開催時期が変更し,現在,同一路線からは七夕賞組の2連対だけ。ステップで強調できる路線はない。
年齢別は3??8歳上馬が5,15,29,24,24,11頭出走して,0,3,5,2,4,0連対。連対数で5歳馬,連対率で4歳馬がトップ。東西対決は関東馬が64頭出走して9連対(連対率14%),関西馬が44頭で5連対(同12%)。関東馬が関西馬をリードしている。
決め手は逃げ馬2頭,先行馬8頭,差し馬1頭,追い込み馬3頭。直線の長い外回りだが,逃げ,先行馬が好走している。
牡馬90頭と牝馬18頭で争い13対1。牝馬は苦戦している。
◎…トウショウヴォイスは昨年,新潟日報賞(準オープン)を勝ち,続く新潟記念で2着。夏に強いタイプで,新潟コースとの相性も抜群。前走の七夕賞は前残りの流れで力を出し切れなかったが,659Mの直線ならエンジン全開は間違いない。
○…マルカシェンクは前走ダービー卿CTで落馬寸前のアクシデント。そこから立て直してレース最速の上がりで0秒5差(8着)まで迫った。4カ月ぶりでも地力の違いで差し切るシーンはある。
▲…思い切った脚質転換が功を奏してフサイチアウステルは都大路S,米子Sとオープン特別を逃げ切った。もともとはセントライト記念,アメリカJCC2着の実力馬。立ち直れば重賞級のスピードを備えている。
△1…トップオブツヨシは前走の米子Sでアタマ+クビ差の3着。昇級戦で上がり33秒4の末脚を発揮して,オープンにメドを立てた。マイルは4勝,2着3回。良馬場なら上位争いに絡める。
△2…マイケルバローズは昨年,直線で鋭く追い込んで3着。その後もマイル重賞の京成杯AH4着,富士S2着と地力を付けている。6カ月ぶりで割り引いたが,マイルはベストの条件だ。