同条件で行われたのは昨年の1回(10頭)。1??3着に5,6,8番人気馬が入線し,馬連4960円,3連複2万9040円,3連単15万7240円。少頭数だったが,ハンデ戦らしい波乱となった。
上位3頭は1600万下の芝2000??2400Mをステップに参戦。路線別はグリーンS(2着)1頭とジューンS(7,12着)2頭だった。
年齢別は5??7歳馬が3,2,5頭出走して,7,6,7歳の順。高齢7歳馬の健闘が目立った。また,ハンデは50??57キロと上下7キロの差があったが,55,54,54キロで決着。中間ハンデ馬が好走している。
◎…昨年の秋にカゼノコウテイは新潟で,1000万下のNST賞を鮮やかに差し切った。勝ちタイムも優秀で,同開催の1600万下より0秒1速かった。前走はG3エプソムCに挑んで完敗したが,自己条件に戻れば負けられない。
○…相手はダンスアジョイ。前走の関ヶ原Sで出負けしたが,後方から直線鋭く追い上げて0秒1差の3着まで迫った。新潟は初めてだが,左回りの東京で良績を残しているだけに問題はないはず。極端なスローペースにならない限りV争いに絡める。
▲…1年以上の長期休み明けでアドマイヤマジンは2連勝。いずれもダートでの勝利だったが,休養前に芝で好走した実績もある。好位に付けれる器用さとスピードがあり,内回りコースなら要警戒だ。
△1…ニュービギニングはディープインパクトの半弟。春にオープンで大敗が続いたため,一息入れて立て直しをはかった。追い込み一辺倒の競馬で展開に注文がつくが,条件クラスで終わる素材には思えない。
△2…コスモピロリは春に500万下,1000万下を連勝。1600万下では直線の不利もあり苦戦したが,降級戦の前走を快勝して,今季は4戦3勝と絶好調だ。前走比2キロ減のハンデで,再昇級55キロなら軽視はできない。
△3…オープン挑戦の前走でホーマンアラシは7着。ハンデ53キロの恩恵を受けたが,マイルの距離は少し短かったか。直線平たんの新潟の芝コースは,1勝,2着2回のパーフェクト連対。1600万下に降級すれば上位争いに加われる。