過去7回,連対馬は2??4,2??1,6??5,1??3,7??2,7??3,13??1番人気で決着した。
馬連配当は3けた??1000円台3回,4000??5000円台3回,万馬券1回。昨年,13番人気が勝って2万2990円の波乱となったが,6回は6000円以下で収まっている。
連対馬14頭中13頭の前走は芝。距離は1000??1200M組12頭,1400M組1頭,1600M組1頭。究極のスピードを争う5ハロン戦だけに,スプリント戦をステップにした馬が好成績を挙げている。
06年に「サマーシリーズ」が新設され,開催日が約1カ月繰り上がったため,推奨できる路線はない。
年齢別は3??7歳上馬が3,4,3,4,0連対。3??6歳世代の争い。牡馬は62頭が出走して5連対(連対率8%),牝馬が37頭で9連対(同24%)。「夏走る」といわれる牝馬が大活躍している。
◎…ステキシンスケクンは全4勝中3勝が芝1600M。1000Mは距離不足に見られるが,今年はスプリント戦でも小差のレースを繰り返している。前走は初ダートで離されたが,マイル重賞2勝の実力ならスピードは互角以上。力を出し切れば突き抜けても不思議はない。
○…スパインは2走前に直線1000Mの駿風Sを制してオープン入り。勝ち時計54秒6は水準程度だが,このメンバーでは堂々のナンバーワン。直線競馬も1勝2着1回と連対率100%。人気薄でもコース相性は抜群だ。
▲…マルブツイースターの前走7着は休養明けと重馬場にスピードを封じられたか。小倉2歳Sを制し,今年3月のファルコンSで2着した世代トップのスピード馬。53キロの斤量を生かせば古馬の牙城を崩せる。
△1…カノヤザクラの前2走は出遅れやスムーズさを欠いて,0秒7,0秒4差。力負けしたわけではない。直線競馬は初めてだが,追って味のあるタイプだけに,注文の付かないこの舞台のほうが能力を発揮できそうだ。
△2…ナカヤマパラダイスは直線競馬で1600万下を勝ち,昨年の当レースでも2着の実績馬。休み明けの前走は窮屈な競馬で11着に敗れたが,ここに照準を合わせての出走は明らか。相性のいい舞台での大駆けに警戒したい。
△3…クーヴェルチュールは全5勝中4勝を6??9月に挙げている典型的な夏馬。昨年は51キロの軽量でもあったが,道悪の内から伸びて2着とクビ差の3着に健闘した。9カ月ぶりの実戦に戸惑わなければ上位争いになる。