昨年,「TUF杯」から「テレビユー福島賞」にレース名が変更された。過去5回のレース結果から傾向を見てみたい(06,07年は定量戦)。
1??3番人気は1,3,1連対とほめられる成績ではなく,6番人気以下から5頭が連対している。馬連配当は6万4550円,3080円,6600円,2590円,470円。03年には12??9番人気のワンツーで,馬連で6万馬券が飛び出している。
連対馬10頭は全馬芝からの出走で,距離は1200M6頭,1400M2頭,1600M2頭。当レースと同距離をステップにした馬が過半数の6頭を占めている。
路線別では知多Sから2頭が連対しているが,今年この組からの参戦はなく,強調できくるステップは見当たらない。
年齢別は3??8歳上馬が0,2,5,2,1,0連対。5歳馬が世代をリードしている。
関東馬は51頭が出走して6連対(連対率12%),関西馬が24頭で4連対(同17%)。連対数で関東馬が上回っているが,率で関西馬が逆転ている。
◎…マルカフェニックスは昨夏から今年1月にかけて芝1200Mで4連勝。この距離は得意で,2走前のG1・高松宮記念でも0秒6差(9着)の実績がある。トップハンデ58キロを背負うが,準オープンのスプリント戦なら突き抜けるスピードを秘めている。
○…エイシンパンサーは休養明けの前走で1000万下を楽勝。2走前の桜花賞トライアル・フィリーズレビュー(G2)で0秒3差の6着がフロックでなかったことを証明した。芝1200Mは2戦2勝と底を見せておらず,52キロの軽量も魅力だ。
▲…準オープンから降級の前走で,コスモベルは2着を3馬身ちぎって圧勝した。今回準オープンに再昇級するが,前回と同じ福島の芝1200Mで斤量が1キロ減の54キロなら条件に不服はない。
△1…クールシャローンはオープンに入りして足踏みしているが,昨秋の京阪杯(G3,芝1200M)で0秒2差の6着に健闘した。4カ月ぶりで評価を下げたが,今回は準オープンの降級戦。強豪相手にもまれた経験を生かせば怖い。
△2…ダンディーズケアは芝1200Mで4勝すべてを挙げ,福島でも2戦全勝の実績がある。約4カ月ぶり,57キロのハンデは楽ではないが,コース巧者の地力で大駆けがあっても驚けない。
△3…グリーンアラモードはダート短距離戦で4勝,2着7回の実力。今回芝レースは初めてとなるが,開催最終週で馬場が荒れ,時計もかかりそう。復帰戦2着から1キロ減のハンデなら,ノーマークにはできない。