過去10年,1??3番人気は2,4,2連対と不振で,代わりに6番人気以下から7頭が連に絡んでいる。馬連配当は3けた??2000円台4回,4000??6000円台3回,万馬券3回。上位人気がアテにならず波乱傾向となっている。
連対馬のクラス別は重賞組4頭,オープン特別組2頭,1000万下(旧900万下を含む)組4頭,500下組10頭。前走で重賞やオープン特別を使われた馬より,条件から出走した馬が優勢となっている。
なお,500万下組は全馬前走で1着。前哨戦で勝利を収めていることが連対条件となっている。
牡馬は130頭出走して19連対,牝馬が20頭で1連対。牡馬が牝馬を圧倒しているが,3着以内で見てみると25対5。複勝確率はそれぞれ19%対25%となり,牝馬が牡馬を逆転している。
◎…ダイバーシティは前走,勝負どころで行き場をなくして一旦最後方に後退。直線とても届かないと思われる位置から,レース最速の上がりで差し切った。上がり馬の勢いで,無傷の重賞Vも夢ではない。
○…スマートギアは前走出遅れて後方待機。直線外から強襲して鮮やかに差し切った。勝ちタイムは翌日の1000万下より0秒8速かった。前走3キロ減のハンデなら3連勝も可能だ。
▲…タケショウオージは500,1000万下を連勝して完全に本格化した。末脚が武器で東京コースがベストだが,福島の1800Mはデビュー勝ちを収めた舞台。小回りにも対応できる決め手を備えている。
△1…モンテクリスエスはダービー16着。相手が強化したこともあったが,10キロ減の馬体が響いたようだ。少し間隔は開いたが,能力的にはこのメンバーならヒケを取らず,体重さえ戻っていれば上位争いになる。
△2…オープン特別のスイートピーSを快勝して臨んだオークスで,アロマキャンドルは11着。いつもの切れ味が見られなかったのは,2400Mが少し長かったからか。実績のある1800Mに戻れば一発が期待できる。
△3…ノットアローンは若葉Sを快勝して,皐月賞7着の実力馬。57キロのトップハンデを嫌って評価を下げたが,右回りで全3勝を挙げ,平坦コースが合うタイプ。流れにうまく乗れば,勝ち負けに持ち込める。