京都金杯(G3)3着,金鯱賞(G2)5着の実績馬。追い込み馬なので展開に注文が付くものの,重賞級の末脚で確実に差を詰めてくる。1800Mは3勝を挙げている相性の良い距離。今回は叩き2走目の良化も見込める。小回りコースはベストの舞台とはいえないが,相手は楽になるだけに,鮮やかな差し切りまでありそうだ。

前々走の白富士S(2着)では,後にエプソムC(G3)で好走したグラスボンバー,トウショウヴォイスに先着。展開に応じて動ける器用さを身に付けたことにより,近走は成績に安定感が出てきた。重賞ではワンパンチ足りないが,オープン特別であれば引き続き上位争いに絡んでくるはずだ。

過去5年,連対馬は(1)(5),(3)(10),(9)(6),(1)(4),(3)(4)番人気の組み合わせで決まった。馬連配当は2060円,7万5140円,3万4460円,710円,3490円。上位3番人気がそろって連から消えたのは1回だけだが,万馬券が2度出ている。

連対馬の前走は重賞組9頭とオープン特別組1頭。その時の成績は3??16着。前哨戦の着順に関係なく巻き返している。路線別は新潟大賞典組が2連対しているが,強調できるステップではない。

年齢別は4??8歳上馬が9,16,17,10,15頭出走して,それぞれ1,5,2,1,1連対。幅広い世代から連対馬が出ている。

関東馬VS関西馬VS地方馬は36,14,17頭で争い,6,2,2連対。連対率は順に17,14,12％。関東馬がトップの成績を残している。

牡馬は62頭が出走して10連対,牝馬が5頭で連対なし。牝馬は出走数が少ないこともあり苦戦している。

適距離に変わったクランエンブレムを狙い撃ちにする。オープン入りしてからの成績はひと息だが,芝1800メートルで4勝中2勝をあげ,1分46秒0の持ちタイムも優秀。このメンバーなら互角に戦える。