「サマー2000シリーズ」の第3戦。ハンデ戦で行われた過去7回,連対馬は3??2,2??3,5??6,4??1,1??2,1??2,4??7番人気の組み合わせで決まった。上位1??3番人気が9連対と人気に応え,伏兵馬の出番は少ない。馬連は上位人気がそろって連から消えた昨年に9570円と荒れたが,残る6回は02年の3800円と3けた??1000円台5回。ハンデ戦でも波乱度は低い。
連対馬のクラスは重賞組7頭,オープン特別組2頭,1000万下組5頭。下級条件でも勢いのある馬は台頭の余地がある。
トップハンデ馬は2,1,1,4,1,1,1番人気で,それぞれ2,5,5,1,1,1,6着。7年で4連対の成績ならそれなりのマークが必要か。
年齢別は3??7歳上馬が2,13,28,27,22頭出走して,0,3,6,4,1連対。連対率は順に0.0%,23.1%,21.4%,14.8%,4.5%。連対数で5歳馬,率で4歳馬がリードしている。牡馬は80頭出走して13連対(16.3%),牝馬が12頭で1連対(8.3%)。「夏に走る」といわれる牝馬だが,このレースでは苦戦している。
◎…ホッコーソレソレーは今春のG2大阪杯で,最後方から追い込んでメイショウサムソンと0秒4差2馬身差の5着と健闘した。前走はスローで末脚不発に終わったが,展開ひとつで重賞奪取できる能力を備えている。
○…昨年の覇者スウィフトカレントは前走の宝塚記念で13着。渋った馬場を気にして想定外の大敗となったが,昨秋の天皇賞・秋で58キロを背負ってダイワメジャーと半馬身差の2着。実績上位は明らかで,連覇のチャンスは十分にある。
▲…前走のヴィータローザはコースロス覚悟で馬場のいい外目を追走。直線でも大外に回して4着に健闘した。7歳馬で大幅な変わり目はないが,背負い慣れた57キロは少し恵まれた感のあるハンデ。良馬場なら見せ場以上が期待できる。
△1…ニルヴァーナは骨折で1年4カ月休養していたが,今年4月に復帰して4戦3勝。まだキャリア6戦でこれから伸びる素材。前走で1000万下を勝っての格上挑戦だが,ハンデ差を生かして大駆けがあってもおかしくない。
△2…メイショウカイドウは11勝中8勝をここ小倉で挙げ,うち4勝が重賞。まさにコースの鬼といえる。1年ぶり,59.5キロのトップハンデを背負うが,鞍上が先週JRA最多2944勝を達成した武豊。今夏も小倉でダントツの12勝(23日現在)。8歳馬でもノーマークにはできない。