データは97年と00??06年の合わせた過去8回のレースを参考にした。
連対馬は10??7,2??3,2??7,13??2,11??3,3??7,1??4,11??1番人気の組み合わせで決まった。1??3番人気は合わせて8連対とほめられる成績ではなく,代わりに2けた人気4頭を含む7番人気以下の伏兵馬が7連対を果たしている。馬連は9930円,1770円,2070円,1万1270円,9660円,5180円,1280円,9530円。万馬券決着は1回だが,人気薄馬の健闘で難解なハンデ重賞となっている。
連対馬の前走は重賞7頭,オープン特別5頭,1600万下4頭。オープンクラスは前走の成績に関係なく巻き返しているが,1600万下からの参戦馬は1,2着が連対条件となっている。路線別は京都金杯組とクリスマスキャロルH組からそれぞれ2連対しているが,強調材料ではない。
年齢別は4??7歳上馬が26,23,38,40頭が出走して,4,3,7,2連対。連対率は順に15.4%,13.0%,18.4%,5.0%。連対数,率で6歳馬が抜けている。
牡馬は115頭で14連対(連対率12.2%),牝馬が12頭で2連対(同16.7%)。連対数で見劣る牝馬だが,率で逆転している。
◎…マルカシェンクは京都金杯で後手を踏み後方追走から,直線で鋭く追い込んできたが4着。流れが向かず差し切れなかったが,上がりはレース№1と復調は明らかだった。昨秋の毎日王冠でダイワメジャーから0秒2差の4着、2走前の鳴尾記念で半馬身差の2着。重賞奪取のチャンスと見た。
○…ペールギュントは前走京都金杯で12着。スローの流れに末脚を封じられ,馬体も少し重かった。以前と比べると自在性が出てきており,敗れたとはいえ1秒差だった。小倉の芝1800Mは初勝利を挙げたゲンのいい舞台。良馬場なら大駆けが期待できる。
▲…エイシンドーバーは小倉で3戦して,1勝,2着2回。いずれも今回と同条件の芝1800Mで連対を果たしている。休養明けの準オープンを快勝し,前走で京都金杯2着。昨年2着時よりも勢いがあり,雪辱を果たすチャンスだ。
△1…マヤノグレイシーも小倉1800Mは5戦して,3勝,2着2回と得意にしている。ここ2戦は1番人気で13,9着と敗れているが,ベストの距離で55キロのハンデなら反撃があっても不思議はない。
△2…ワンモアチャッターは前走の中山金杯で道悪を気にして競馬にならなかった。一昨年,昨年と福島記念で3着しているように小回りコースは苦にしない。能力的にも差はなく,良馬場で上位争いに浮上する。
△3…11カ月の休養明けでもマチカネオーラは調教を積まれ仕上がりに不安はない。もともと鉄砲駆けするタイプで,昨年のこの時期には準オープン,中京記念を連勝した実力馬。久々でも連下にはマークしたい。