今週から阪神,中山に舞台が移り,東西で秋競馬がスタートする。
G1馬が始動するには時期が少し早く,一線級の参戦は少なく,例年,やや小粒なメンバーで行われている。
過去10年,連対馬は2??8,4??8,5??1,1??4,1??3,5??2,2??10,1??5,1??6,7??1番人気の組み合わせで決まった(昨年は中京競馬)。1番人気は6連対とまずまずの成績を残しているが,2,3番人気は3,1連対と不振。変わりに6番人気以下から5頭が連に絡んでいる。
馬連配当は
3けた配当…1回
1000円台…5回
2000円台…1回
5000円台…1回
7000円台…1回
万馬券…1回
03年に10番人気が2着に食い込んで,1万6790円の万馬券が出ているが,7回は3000円以内。極端な人気薄馬の台頭は少なく,波乱度は低い。
路線別は小倉記念組が8連対でトップ。大きく水をあけられ,札幌記念組と新潟記念組が2連対で追っている。
年齢別は3??7歳上馬が6,28,36,27,16頭出走して,1,7,9,3,0連対。7歳以上馬の連対はなく,大半は4,5歳馬から出ている。
牡馬99頭と牝馬14頭で争い,18対2。連対率はそれぞれ18.2%,14.3%。連対数,率とも牡馬が優勢で,牝馬はここ8年連対していない。
◎…タマモサポートは前走,天の川Sでハナを奪うとハイペースの流れで折り合い,直線,後続を2馬身半ちぎって逃げ切った。今回も同型馬不在。単騎先頭に持ち込めば連勝のチャンスだ。
○…インティライミの宝塚記念7着はスタート直後に他馬に寄られてリズムを崩したのが敗因。2走前の金鯱賞(G2)は3着だった。ダービーでディープインパクトの2着の実力馬。能力を出し切れば突き抜ける。
▲…フェイトトリックスは前走の新潟記念で10着に敗退。道中抜群の手応えだったが,直線で伸びずに馬群に沈んだ。4走前の準オープンで下した2着馬は,後のG2で1,3着の力量馬。決め手勝負になれば差はない。
△1…ブライトトゥモローは新潟大賞典で重賞初制覇を果たし,続くエプソムCでクビ差の2着と,今季は絶好調だ。長くいい脚を使えるタイプではないが,瞬発力は一級品。3カ月ぶりでも鉄砲に不安のないタイプだけに軽視はできない。
△2…ヴィータローザは馬インフルエンザで陽性反応が出たが,すぐに回復。7歳馬が連対していないデータは気になるが,兄姉に重賞ウイナーが名を連ねているあのバラ一族。前走の小倉記念で0秒5差の5着は悪くなく,連下にはマークしたい。