過去10年,1??3番人気は6,6,3連対で,残る5頭が4??6番人気の1,1,3連対。馬連は3けた配当4回,1000円台4回,2000円台1回,3000円台1回。上位人気馬の活躍で伏兵馬の出番は少ない。
連対20頭はすべて前走で掲示板に載る成績を挙げ,うち18頭は3着以内。馬券対象にならなかった2頭は,ラジオたんぱ杯2歳S(現ラジオNIKKEI杯2歳S)4着と朝日杯FS5着だった。重賞組以外は前走3着以内が連対条件となっている。
キャリアは2??5戦の範囲に連対馬20頭中15頭が集中している。オーシャンエイプスがキャリア1戦で挑戦するが,ここまで5頭が出走して3着2回。あのハーツクライも3着に敗れた。
関東馬7頭,関西馬117頭,地方馬1頭で争い,それぞれ19,1,0連対。関東馬の参戦が少ないこともあるが,圧倒的に関西馬がリードしている。
◎…2走前にアサクサキングスは芝1800Mの百日草特別を快勝。勝ちタイムは5回東京開催のナンバーワンで,翌日の古馬1600万下を1秒も上回った(その時2着のサンツェッペリンはその後京成杯・G3を制覇)。前走は直線で大きな不利を受けて5着に敗れたが,重賞級の能力を秘めているのは明らか。勝って皐月賞戦線に名乗りを挙げる。
○…ナムラマースは札幌2歳Sをレコードで制覇した。前走のラジオNIKKEI杯2歳Sは3着に敗れたが,直線で他馬に前をカットされる不利から立て直してのもの。連は確保できなかったが,中味の濃いレースだった。芝1800Mは3戦3勝。ベストの距離だけに巻き返しがあっても不思議はない。
▲…オーシャンエイプスは新馬戦で2着を8馬身突き放した。けた違いの強さでデビュー戦を飾ったが,過去10年,キャリア1戦で連対した馬はまだ出ていない。たたき2戦目の上積みを見込んでも単穴の評価が妥当か。
△1…アドマイヤヘッドはデビュー戦を快勝して,続く札幌2歳Sでナムラマースの半馬身差の2着に健闘した。ここ2戦は,京王杯2歳Sが出遅れて5着,前走の朝日杯FSは折り合いを欠いて11着。不完全燃焼のレースが続いているが,ここでも通じる地力は秘めている。
△2…オーシャンクルーズは前走で未勝利を勝ち上がった。レース中に他馬にぶつけられるアクシデントがあったが,直線外めを回って長くいい脚を使って追い上げた。重賞で相手が一気に強くなるが,直線の長い京都外回りコース。決め手を生かせる流れになれば出番はある。