過去10年,連対馬は1??4,1??4,3??2,1??4,2??3,2??3,1??3,9??4,4??2,4??2番人気の組み合わせで決着した。全20頭中19頭は1??4番人気までの上位人気で占めている。
馬連(01年は枠連)は
3けた配当…3回
1000円台…6回
7000円台…1回
04年に9番人気のトーセンダンディが優勝して馬連7510円と荒れたが,9回は2000円以下。ここまでは波乱は起こっていない。
連対馬のクラス別はG1組6頭,G2組3頭,G3組10頭,オープン特別組1頭。重賞をステップにしていない馬は苦戦している。路線別は7連対の新潟記念組がトップ。次いで宝塚記念組と札幌記念組が3連対で続いている。
年齢別は3??7歳上馬が6,14,29,35,20頭出走して,各1,4,8,5,2連対。連対数で5歳馬,率で4歳馬が他世代をリードしている。
◎…シルクネクサスは外を回った2走前のG3函館記念で0秒6差,前走G2の札幌記念でも0秒2差に健闘した。実績では一歩譲るが,展開ひとつで初重賞を勝ち取れる位置にいる。
○…2走前の天の川Sでタマモサポートは逃げて後続を2馬身半突き放して圧勝。勢いに乗って挑戦した朝日チャレンジCだったが,道中かかって力を出し切れず6着に敗れた。成績にムラはあるが,スピードは互角だ。
▲…マツリダゴッホは札幌記念で好位に付けたが直線で伸びを欠いて7着。久々の影響が出たか,追ってからの反応がいまいちだった。中山は重賞初制覇を果たしたアメリカJCCと同舞台。巻き返しがあっても不思議はない。
△1…3歳馬サンツェッペリンはセントライト記念を見送ってここに参戦。皐月賞2着,ダービー4着の世代トップ級の実績で人気を集めるだろうが,もともとはたたき良化型。多大の期待はかけられない。
△2…ネヴァブションは年明けから春先にかけて一気に3連勝。続く,天皇賞・春では13着に敗れたが,レース後に故障が判明しただけに前走は度外視してもいいだろう。5カ月ぶりで狙いを下げたが,いきなり勝たれてもおかしくない。
△3…ブレーヴハートは上位賞金馬の回避で出走できる幸運に恵まれた。最近の成績からは狙いずらいが,デビュー前から期待されていた素質馬。混戦になれば浮上できる地力を秘めている。